からだの声に合わせて選ぶ「体質別・やさしい薬膳レシピ」
からだの声に合わせて選ぶ
「体質別・やさしい薬膳レシピ」
By 田中鉄也(オンド.com)
《薬膳ミニ事典シリーズ連動記事》
薬膳の考え方では、体調は“気まぐれな敵”ではなく、
**「日々の暮らし方・食べ方が映し出した鏡」**だと捉えます。
・冷えやすい
・疲れが抜けない
・むくみやすい
こうした状態は、身体が「ちょっと助けて」と送ってくれるサイン。
今回は、3つの体質別に“今日からできる”簡単薬膳レシピをご紹介します。
各レシピには《薬膳ミニ事典》の関連リンクを付け、
「なぜその食材が効くのか?」が自然に学べる構成になっています。
◆ 冷えやすいあなたへ
ぽかぽか巡る「生姜と鶏肉のあったか薬膳粥」
冷えの原因は、薬膳的には「陽気不足」や「血の巡りの停滞」。
身体を温める力が弱っているため、じんわり温活が効果的です。
材料(1〜2人分)
- 鶏ささみ or 鶏むね肉…50g
- 生姜…1かけ(千切り)
- 米…1/2カップ
- 水…500ml
- 塩…少々
- 小ねぎ…適量
作り方
- 鶏肉を小さく切り、生姜と一緒に鍋へ。
- 水と米を加え、弱火でコトコト煮る。
- とろみがついたら塩で味を整え、小ねぎを散らす。
薬膳の効果
- 生姜…身体の「陽」を補い、内側から温める
- 鶏肉…気を補い、冷えによる疲れを改善
- お粥…胃腸にやさしく、消化吸収を助ける
▼関連:『薬膳ミニ事典|身体を温める食材』
◆ 疲れやすいあなたへ
気を補う「さつまいもと長芋のホクホク蒸し」
疲れが取れにくいのは、薬膳では「気虚(ききょ)」と呼ばれる状態。
エネルギーが不足しているため、甘味のやさしい“気を補う根菜”が効果的です。
材料(2人分)
- さつまいも…小1本
- 長芋…5cmほど
- 塩…少々
- 黒ごま…適量
- はちみつ…お好みで
作り方
- さつまいもと長芋を一口大に切る。
- 蒸し器(または電子レンジ)で柔らかくなるまで加熱。
- 塩とはちみつを軽くかけて黒ごまを振る。
薬膳の効果
- さつまいも…脾を補い、疲れ・だるさを改善
- 長芋…気と陰を補い、回復力アップ
- 黒ごま…腎を養い、慢性的な疲労にも
▼関連:『薬膳ミニ事典|気を補う食材』
◆ むくみやすいあなたへ
水の巡りを整える「はとむぎときゅうりのさっぱりサラダ」
むくみは、薬膳でいう「水滞(すいたい)」のサイン。
身体の水の流れが滞っているため、“排水力”のある食材が役立ちます。
材料(2人分)
- ゆでたはとむぎ…100g
- きゅうり…1本
- ツナ缶(ノンオイル)…1/2缶
- 酢…小さじ2
- 醤油…小さじ1
- ごま油…少々
作り方
- きゅうりを薄切りにして塩もみし、水気を軽く絞る。
- すべての材料をあえるだけ。
- 好みで黒こしょうを振っても◎。
薬膳の効果
- はとむぎ…体内の余分な水を排出、むくみ全般に
- きゅうり…熱を取り、水の巡りを整える
- ツナ…気を補い、味にコクをプラス
▼関連:『薬膳ミニ事典|むくみ改善の食材』
◆ おわりに──体質を知ることは、自分を大切にすること
薬膳の面白いところは、
**「人によって必要な食材が違う」**という点です。
・冷えていたら温める
・疲れていたら気を補う
・むくんでいたら水を流す
そんな風に、身体の声に合わせて食材を選ぶだけで、毎日の食事はあなたの“やさしい薬”になります。
《薬膳ミニ事典》シリーズでは、
各食材の性質・体質との相性・季節の養生などを詳しく解説しています。
気になる症状がある方は、ぜひそちらもあわせてご覧ください。