イギリスで気づいた「文化を翻訳する」という視点
大学在学中、イギリスへ交換留学し、マンチェスター、ロンドン、ブリストルといった街で毎日のようにファッションスナップを撮影していました。
街を歩く人の佇まい、温度、距離感、アイデンティティの表し方など。文化は言語より前に存在する「空気」として伝わることを強く感じました。
この頃から、都市と文化の「見えないニュアンス」を読み取ることに魅力を感じるようになりました。
ストリートで写真を撮りながら、その場所の気配をどう切り取るか考えていた経験は、今の自分のクリエイティブの基盤になっています。
この活動を通して出会った仲間たちと、後に国際コレクティブ「KOMA」を立ち上げました。
現在では音楽、デザイン、映像、言語といった異なる領域を自分なりに組み合わせながら、文化と都市をつなぐプロジェクトへと広がっていきました。