艶を求めて ― 触れたくなる髪はどうつくられるのか
艶を求めて ― 触れたくなる髪はどうつくられるのか
年齢とともに気になり始める「パサつき」や「広がり」。
毎日きちんとケアしているつもりでも、鏡に映る自分の髪がなんとなく疲れて見える——
そんな悩みを抱える方は多くいらっしゃいます。
実は、美しい髪の印象を大きく左右するのは “艶” です。
艶は光が髪の表面にきれいに反射したときに生まれます。
つまり、艶のある髪とは
「表面のキューティクルが整い、内部がしっかり満たされている髪」 のこと。
今日は、サロンでお伝えしている“艶を育てる考え方”を、少しだけご紹介します。
■ 艶は「ケア」だけではなく「設計」で生まれる
トリートメントだけで艶を出すのは、実は限界があります。
本当に艶をつくるには、
- カラーの明度
- 色味の選び方
- 髪質に合った薬剤
- ダメージの蓄積状態
これらを合わせて “艶の設計” を行う必要があります。
例えば、
・赤みが残りやすい髪には“くすみ系カラー+内部補修”
・エイジング毛には“PHバランス調整+弱アルカリの透明感カラー”
・細毛には“ふんわり感を残しつつ艶を足す軽めのトリートメント”
髪質によってアプローチは全く変わります。
艶づくりは“技術”なのです。
■ 艶を引き出すカラーとは?
艶を求めるなら、
光をきれいに受けて反射する“透明感カラー” がとても効果的です。
特に人気なのは、
- グレージュ
- ベージュ
- アッシュベージュ
- ラテブラウン
- ピンクベージュ(柔らかい艶を出したい方に)
これらの色味は、髪の表面にかすかな光の膜をまとわせるため、
手触りがなめらかに、見た目が一段と上質に見えます。
白髪が気になる方でも、
“白髪ぼかし×艶カラー” は相性抜群。
ぼかしの立体感と艶が合わさることで、自然で上品な印象に仕上がります。
■ 艶の最大の敵は「乾燥」と「ダメージ」
艶を失わせる原因のほとんどは、実はとてもシンプル。
- アイロンの熱ダメージ
- 紫外線
- カラーの繰り返し
- 乾燥した季節
- シャンプーの洗浄力
髪は一度傷むと自然回復しないため、
早めのケアと正しいケア が何より大切です。
サロンでは、
艶を長く保つための“補修型トリートメント”をご用意しており、
髪の内部を満たし、表面を整えることで艶がしっかり持続するよう設計しています。
■ 艶は「素材」と「デザイン」の掛け合わせで完成する
美しい艶は、
- カラー
- トリートメント
- ドライの方法
- アイロンの温度
- ホームケア
これらの積み重ねによって生まれます。
どれか一つではなく、
美しい髪を“育てていく”発想 が大切。
明日の髪ではなく、
3ヶ月後・半年後の髪を見据えた提案こそが“本当の艶づくり”です。
■ 最後に
艶があるだけで、髪は若々しく、上品に、そして魅力的に見えます。
毎日のスタイリングも驚くほど楽になります。
もし今、
「髪の艶が気になってきた」
「もっと綺麗に見せたい」
「触りたくなるような髪になりたい」
そんな思いがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの髪質・生活スタイル・理想の雰囲気に合わせて、
最適な“艶の設計”をご提案いたします。