花井良紀が「事業会社」への転職を決めた理由と得られた視点
私は現在、SaaS企業でWeb営業とデジタルマーケティングを担当しています。キャリアのスタートはWeb広告代理店でしたが、2022年に現在の事業会社へとフィールドを移しました。
なぜ私が代理店を飛び出し、事業会社への転職を選んだのか。
そして、環境を変えたことで得られた「マーケターとしての新しい視点」についてお話しします。
花井良紀が転職を決めた背景
広告代理店時代の私は、数多くのクライアント案件を同時並行で回す日々を送っていました。最新の運用手法を学び、短期間で目に見える数字(クリック率やコンバージョン数)を出す。そのスピード感と刺激には大きなやりがいを感じていました。
しかし、ある時ふと気づいたのです。
「この商品が売れた後の『顧客の成功』まで責任を持てているだろうか?」
代理店の立場では、どうしても「広告の成果」がゴールの中心になりがちです。もっとプロダクトの根幹に関わり、改善を繰り返し、LTV(顧客生涯価値)を最大化させるまでを自分事として捉えたい。
そう考えたのが、花井良紀が「事業会社」という舞台を選んだ大きな理由です。
SaaS企業のマーケターになって得た、花井良紀の新しい視点
SaaS企業に籍を置く今、私の視座は大きく変わりました。
特に以下の3点は、代理店時代には見えていなかった「事業成長の本質」だと感じています。
1. 「点」ではなく「線」で捉えるマーケティング
広告でリードを獲得するのは、長いストーリーの始まりに過ぎません。
獲得したリードがどう営業へ渡り、成約し、実際に活用されているのか。CRMツール(HubSpotなど)を使い、商談率や解約率までを一気通貫で分析することで、「真に価値のある集客とは何か」を深く追求できるようになりました。
2. プロダクトへのフィードバックループ
現場の営業活動で得た「顧客の声」を、即座にWebサイトのSEOコンテンツやマーケ施策に反映できるのは事業会社ならではの強みです。
「ユーザーが本当に悩んでいることは何か?」を直接肌で感じることで、表面的なテクニックではない、血の通った施策設計が可能になりました。
3. 「効率」の先にある「事業の持続性」
好奇心を活かして新しいマーケ施策に挑戦しつつも、常に「それは長期的に事業の利益を生むか?」というデータに基づいた判断が求められます。
単発のバズや安易な獲得に走らず、SEOの積み上げなど、資産になる施策を重視する視点が養われました。
未来に向けて
現在の私は、本業でマーケ責任者を目指しながら、副業ではライターとして「現場の知見」を発信しています。
代理店で培った「瞬発力」と、SaaS企業で磨いた「継続力」。
この両輪を回しながら、今後もデータと感性の両方を大切にするマーケターとして歩んでいきたいと考えています。