未知の領土へ進む路面電車の車窓
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こんにちは!栗山和輝です。
ガタゴトと一定のリズムを刻みながら、見慣れた街並みを通り抜けていく路面電車。その車窓から外を眺めていると、デザインという仕事の本質について、ふと考えさせられることがあります。線路の上を走る電車は、決まったルートを安全に運行するのが使命です。しかし、私たちがビジネスの現場で向き合うウェブサイトの制作は、むしろ、その線路をどこに向かって新しく敷いていくかという、静かな冒険に近い感覚があります。
多くの人は、ウェブサイトを作ることを、すでにある建物の外壁を綺麗に塗り替えるような作業だと考えているかもしれません。しかし、私が大切にしているのは、美しく飾る前の土台の設計です。それは、乗客が迷わずに目的地へたどり着けるための路線図を描くことに似ています。どこで曲がり、どこで止まれば、最も心地よくスムーズに移動できるか。この情報設計の精度が、サイトの価値を決めます。
大手の制作会社で働いていた7年間、私はまさに巨大な交通網を設計するような日々を過ごしていました。月に何百万人もの人が訪れる場所では、ほんの少しの設計ミスが、大きな混乱を招いてしまいます。だからこそ、感性だけに頼るのではなく、データという客観的な道標をもとに、誰もが直感的に動ける導線を徹底的に追求してきました。その経験は、フリーランスとなった今でも、私の大きな武器になっています。
もう一つ、私がものづくりの現場で意識している大切なモチーフがあります。それは、誰もが子供の頃に一度は憧れた、大空を自由に旅する気球です。路線図を描くような論理的な思考を持つ一方で、どこまでも高く舞い上がり、固定観念にとらわれない自由な視点を持つこと。この二つのバランスが、人の心を動かすデザインを生み出すために欠かせません。気球の上から街全体を俯瞰するように、クライアント様の事業の全体像を大きな視点で見つめ直す。そこから、本当に解決すべきビジネスの課題が見えてきます。
ウェブサイトは、完成して走り出した瞬間からが本当の始まりです。時代やユーザーの反応に合わせて、線路の歪みを直したり、気球の高度を調整したりするように、継続的な改善を行っていく。納品して終わりではなく、公開された後もアクセス解析をもとに「次の一手」を提案し続けること。それが、私が提供できる最大の価値だと信じています。
私たちは皆、それぞれのビジネスという名の列車に乗って、まだ見ぬ未来へ向かって進んでいます。もし、今の進路に少しでも迷いや違和感を感じているなら、一度その車窓からの景色を私に見せてくれませんか。広い空を見渡す気球の視点と、確実に目的地へ届けるレールの設計。その両方を駆使して、あなたの事業が次のステージへと力強く進むための最適なルートを、一緒に作り上げていきたいと考えています。