予定と違う片付けから始まった
今週は、新しいアプリの設計に取りかかるはずでした。
けれど最初に開いたのはデザインツールではなく、ワークスペース全体の変更履歴でした。
設計を始める前に、いま何が動いていて、何が終わっているのかを整理しておくべきと思ったからです。
設計より先に、状態をそろえる
調べてみると、未コミットの変更が300件を超えていました。
こまめにコミットするようにしていましたが、中断をしながらだとうまくタイミングがつかめませんでした。
数字自体も問題ではありますが、それよりも一つひとつが、いま動かしている仕事なのか、試しただけのものなのか、もう終わったものなのかを区別できない状態だったことが問題でした。
このままアプリを設計すると、過去にどんなことをやめたり、決めたことなのかか混在してしまうところでした。
と言いきれればよかったんですが、実際には混在してしまって進んで決めてもすぐにやり直すということが多くありました。
途中で何度か、「ここまで整えたら設計に戻ろう」と思いました。
目の前の変更だけを片付けても、一週間後の自分が同じ迷いを繰り返すなら意味がありません。
残すものには役割を、止めるものには停止した理由を残しました。
新しいものを足す前に、残っているものの役割を決める必要がありました。
そこで、予定を変えました。
未コミットの作業を確認し、個別に分けて記録を整理しました。
あわせて、6月に終了していた案件が現行の部門ルールに残っていることも見つけ、対象から外しました。
片付けで見えたこと
片付けは、ファイルを減らす作業だけではありませんでした。
次に何を作らないかを決める作業でした。
以前の自分は、設計を始めるなら画面案や機能一覧を先に用意するものだと思っていました。
たとえば、すでに終了したことが進行中の目標として残っていれば、数字を見た時に「伸びていない施策」と誤解してしまいます。
本当は、比較の対象から外すべきものです。
こうした小さな前提のずれは、画面一枚では見つかりません。
設計を始める前に、仕事の状態を見直したから見つけられました。
今回整理したことで、いま優先することと、保留することを分けられました。
新しいアプリは「作れそうだから作る」のではなく、既存の仕事では埋められない困りごとが見えた時に設計を始めます。
今は、何を前提にしないかを決めるところから始まるのだと感じています。
予定どおりに進めなかった週でした。
ただ、設計に入る前の違和感を見過ごさなかったことは、次の一歩を急ぐより大事だったと思っています。
整理して残った課題を一つずつ見ながら、アプリにする理由があるものを形にしていきます。