ユーザー観察で気づいた「独りよがりなUI」。プロテイン記録アプリの大改造ログ
開発者として、自分のロジックに惚れ込んでしまうことってありますよね。
最近、友人に自作の「Protein Tracker」アプリを使ってもらった時、ハッとさせられました。
🤔 私の想定 vs 現実
私は「最速で入力できること」を目指してUIを設計していました。
- 私のロジック: 「ユーザーはタンパク質のグラム数だけを入力したいはず。だから一番上の入力欄は数字にしよう。」
- 現実: 友人は困惑していました。一般的なメンタルモデルでは、一番上は「料理名」だからです。
さらに、機能を詰め込みすぎて、入力画面に「お気に入り」や「計画」リストまで表示していました。結果、ユーザーは入力後に下へスクロールし、不要な情報に気を取られていました。
💡 改善:シンプルさと「親指」への配慮
「摩擦を減らす」という一点に集中し、設計をやり直しました。
- 一点集中: クイック追加画面から不要な要素を全削除。純粋に記録だけを行えるようにしました。
- エルゴノミクス(人間工学): メインの「追加」ボタンを画面中央に配置。片手操作でも親指が自然に届く位置です。
- 連続入力: 「卵とオートミール」のように、複数の項目を一度に記録したいニーズに気づきました。キーボードのツールバーに "Add Next" ボタンを追加し、画面を閉じずに次々と記録できるようにしました。
- 触覚フィードバック: キーボードを叩くたびに微かな振動(Haptics)を返すようにし、入力自体が「気持ちいい」体験になるよう工夫しました。
🚀 結果
新しいフローは、迷いがなく、驚くほどスムーズです。
「コードはただの道具であり、ユーザー体験こそがプロダクトである」。
今回のリファクタリングで、そのことを痛感しました。
UI/UXにこだわりのあるiOSエンジニアの方、ぜひ繋がりましょう!