ケアシフト 進化の系譜
開発プロダクト:ケアシフト(重度訪問介護DX SaaS)
12年の現場経験と100名規模の事業所運営実績を背景に、「現場が本当に使いやすいシステム」を追求し、3つのフェーズを経て進化させてきました。
【v1】初期検証(MVPフェーズ)
- 技術: Ruby on Rails (Hotwire), Heroku, Heroku Pipeline
- 目的: 現場の課題である「シフト管理の煩雑さ」を解消する最小機能の実装。
- 成果: Rails 7のHotwireを採用し、ページ遷移のない部分更新やBroadcastによるリアルタイム通知など、現場の即応性を重視したUXを構築。
- 課題: PaaSのブラックボックスな部分が多く、インフラエンジニアリングとしての理解を深めるためにAWSへの移行を決意。
【v2】実用性と堅牢性の追求(Infrastructureフェーズ)
- 技術: Ruby on Rails, AWS (EC2), PostgreSQL (RDS)
- 目的: インフラの知見を深めつつ、外部API(Stripe, SendGrid等)を組み合わせた本格的なサービスへの昇華。
- 成果: 運用の安定性を高めるため、サンドボックス専用のVPCを構築し、本番環境に影響を与えない検証フローを確立。
- 課題: 複雑なシフト表の動的制御が肥大化し、Railsのテンプレートエンジン(ERB)ではフロントエンドの保守性に限界を感じる。
【v3】スケーラビリティ・UX・セキュリティの極致(Modern Architectureフェーズ)
- 技術: React, TypeScript, Rails(API), Terraform, CloudFront, ALB, GitHub Actions
- 目的: フロントエンド分離によるUX向上と、プロフェッショナルな開発環境の構築。
- 技術的アプローチ:
- フロントエンド分離: React/TypeScriptにより複雑なUIをコンポーネント化し、保守性と操作性を向上。
- セキュアなインフラ: 外部公開範囲をALBに限定。CI/CDではOIDC(AssumeRole)を活用し、GitHubに認証情報を置かないシークレットレスな環境を実現。
- IaCの導入: Terraformによるインフラ管理を開始し、チーム開発を見据えた再現性を確保。
- 今後の展望: SaaSとしての独自性を高めるため、OpenAI APIを活用した自動シフト作成機能の実装や、モバイルアプリ化を検討中。