「北風と太陽」本当の幸せのためには北風という存在が絶対に必要な理由
北風と太陽の話って、勧善懲悪で描かれていると思うのです。
・北風は、自身の持つ暴力的な風で、無理やり強引に旅人のコートを奪い取る悪いやつ。そして風に抗う旅人からはコートを脱がせられない。
そして、
・太陽は、自身の持つ恵み的な陽だまりで、旅人の体をポカポカと温めるような良いやつ。そしてその暖かさに旅人自らコートを脱いでしまう。
太陽ってほんといいよね〜
世界中太陽ばかりになればいいのに。
こんな風にこの物語を捉えていませんか?
これが自分の人生を自分のものにできない人の、典型的な考え方。
世の中の99%の人はこんな考えなのではないでしょうか。
一般的な考え
イコール
正しい考え。
ここから脱却しない限り
自分の本当の人生は歩めないでしょう。
では本当の自分の人生を歩むというのはどういうことかというと、
この本来悪、嫌な存在と捉える「北風の価値」についても大事に考えることができ、
自分だけの価値観や
自分だけの概念や
自分だけの基準や
自分だけの目的や
自分だけの哲学を持っている人です。
北風がいないとこの物語、つまりあなたの人生はどうなると思いますか?
北風がいないんだから、無理やりコートを脱がされるなんてないんだから、もう絶対平和だよね!幸せだよね!太陽だけいてほしい!
本当にほんとーにそれを望みますか?
本当にそれで良いのですか?
北風がいなくなったら…
まずタイトルが「太陽」ってなりますよねw
それ読みたいと思いますか?
比較のない対象物の物語からは、一気にドラマがなくなります。
何もドラマの起きない太陽が当たり前の世界。
いいじゃない、太陽が当たり前の世界!
望むところよ!
本当に?本当にそれでいいですか?
この恐ろしさわかりませんか?
北風なくなり太陽が当たり前になった途端、太陽だけの世界になったら、太陽の存在はあなたの前から消えてなくなります。
へ?なんで?
そんなことない、太陽が当たり前なんだから、毎日幸せな気持ちでほくほく過ごせるよね。
いや違うんです。
太陽だけが当たり前の世界になると、太陽へのありがたみは「ゼロ」となるのです。
そう今あなたはしんどさで悶え苦しんでいる。
本当は太陽が当たり前で、その太陽が当たり前の世界なのに、それに気がつけなくなり、そこからさらに幸せを求めていることがあなたのその苦しみの正体です。
当たり前で何も感じられなくなったありがたみを失っている。
と言うことなのです。
その太陽のありがたみがわからないから、今度は「岩?」に頭をぶつけたとして、自分はなんて不運ばかりなんだ。良いことなんて何もない。自分に恵みなんてやってこない。
と太陽が存在してることをすっかり忘れた考え方しかできなくなる。
これが幸せですか?
これじゃ太陽くん、
あんまりじゃないですか?
この話って今の日本に似てないですか?
あなたが当たり前に暮らしているこの日本。
社会的にはとんでもなく豊かですよね?
まず間違いなく全員と言っても良いくらいに。
世界中には、1分先の自分の命すら担保できない場所は山のようにあります。今日の食事すらどうして良いのかわからない人だって大勢います。
日本は物質的にはもうこれ以上何が必要?
と言うくらい物に溢れていますよね。
なのにどうして日本人の多くの人がこんなにも心を壊し豊かさを感じられず潰れていくのでしょうか。
厚生労働省の調べによる自殺者の自殺率は、世界上位50カ国中第8位ですし、精神病棟の病床数は世界ダントツの一位。
こんなに豊かな国なのに、戦争もなく(今ちょっとやばいけど)食べ物はあるれ治安は世界トップクラスに安全。
こんな豊かな国なのに、どうして日本はこれほどにも精神的に追い詰められているのでしょうか。
本当に社会的な喜びを手に入れたら幸せになるのでしょうか?
そもそも幸せになることが、本当のあなたの人生の目的なのでしょうか?
そんなにも幸せになることが目的ならば、なぜあなたは、幸せと心から感じられないのでしょうか?
これほど物質的に豊かなのに、あなたはなぜそれほどしんどいのでしょうか?
それは、この社会の、身近の、自分の中の、ありがたみの相対的な対象物である「北風」を存在させないようにと躍起になっているから。
それが今回の僕がお伝えしたい本当に本当に大切なことです。
北風を存在させないために躍起になる程、太陽の存在をどんどん自ら失わさせていっている。
だからあなたは、これほど豊かなのに、安全なのに、平和なのに、心からの幸せを感じられない。
ではないですか?
あなたの心はいつだって、「北風なんていなければ良いのに…」「太陽だけあれば良いのに…」と思っている。
つまり、
「良いことだけの人生にしたい!」
で頭を一杯にしているから、その反対の辛いことに目が行っているだけなのです。
だって、辛いことがないと「良いことだけの人生にしたい!」なんてセリフ出てきませんよね?
良いことだけの人生にしたい。と考えれば考えるほど、人は無意識にしんどいものを招き寄せる謎のムーブをしだすのです。
これは東京大学の心理学の研究所で、実際にラットで心理行動の実験をしている方から聞いたことがあります。
本当の自分の人生が「良いことだけがあること」と大きな勘違いをし、北風を排除し、忌み嫌う。
だから太陽がいるにもかかわらず、北風が嫌いと逃げ続ける。逃げるというのは、とんでもないフォーカスの力が働くのです。その大きいフォーカスの力で見つめ続けたら、そりゃしんどいことばかり起こってくるってものですよ。
レンズで太陽光集めると、紙が燃えてしまうくらいの熱になる。それくらい嫌なことにエネルギーが向くから嫌なことが発火するのです。
これが「幸せになりたい」とばかりに言う人の幸せに執着し続けた人の末路です。
そんな人には一生太陽のありがたみはわからないでしょう。
砂漠にでも放り出されないと「水」のありがたみがわからないように。
戦争でも起きないと「平和」のありがたみがわからないように。
病気にでもならないと「健康」のありがたみがわからないように。
人生には、良いこと。と、悪いこと。この両輪がないと前には進めません。
一軸の車輪を思い描いてみてください。
タイヤとタイヤが棒で繋がっている。そんな車輪です。
そして仮に、左のタイヤが「幸せ」右のタイヤが「不幸」だとします。
左右タイヤの大きさが違うとどうなりますか?
左のタイヤの「幸せ」だけが大きいと、駆動(人生を進めたい)が掛かれば左回りにしか回れない。
幸せばかり求めていると、今の日本のように幸せがわからなくなる。
結果すでに幸せなのに、さらに「幸せが欲しい〜」と幸せの難易度が跳ね上がる。だから幸せがなかなか手に入らないと感じてしまう。
結果その場でだけクルクル回るだけの何も進まない人生になってしまう。
だから右側の不幸のタイヤ(北風)もちゃんと認識し、その意味を解き明かし、自分の人生にこれは必要だよね。心から着地をすることでと不幸が味方になりタイヤは育つ。
そうすればその左右にタイヤをつけた一軸の乗り物は、ちゃんと前に進んでいくのです。
自分の人生を、頑張らないけど諦めず、コツコツ前に進める(変化を起こす)人は、必ず頭で大きくなりすぎたエゴ(幸せになりたいと自然に思う気持ち)に対するしんどいこと。
この中にも自分にもたらす大切な価値を探しに行っています。
つまり、
両方の車輪を大事にし、
幸せなときはめいいっぱい幸せを感じ、
辛いときはその辛さを感じ尽くし、自分の謎を解き明かすきっかけに変える。
その価値(両輪)を最大限、そして本来の最良の状態で使いこなすことができる。ということですね。
例えば会社で嫌がらせにあった。
でもそれがあったから、その会社を辞め、今の素晴らしい仕事に出会えたよね?
とか、
例えばこの離婚があったから、今のこんな素晴らしい人に出会えたよね?
とか、
例えばこんな怪我があったから、医療の素晴らしさに出会い目指し、多くの人に健康をもたらす職に出会えたよね?
さらには、わたしはいつもどんな職場でも疎外される体験を味わってしまう。
この疎外感ってもしかしたら、人と新たな関係を作るためのノウハウを学べる機会なのでは?
そして北風に追いやられ学んだ先に、太陽のような仲間やパートナーと出会い、なんか知らんけど人生がどんどん必要な変化を起こし進んでいく。
結果的に目の前に「豊かな人生」が加速していく。
そしてまた北風が吹いてくる。
この繰り返すことが最高の人生。
と僕は定義しています。
それがあるから、偽りの自分から本当の自分の人生を味わうレールへと切り替わる。
幸せだけを求めている人生なんて、そこに執着する人生なんて、まさに偽りの人生。だと思うのです。
僕はこんな考えで自分の人生と向き合う方が本来の人間の生き方だと思うのです。
確かに僕だって頭では、エゴでは、あれがしたいこうなりたいこんな楽しいだけがあればいい。
山のように思います。
でも、でも、そのエゴに振り回されず、自分の目の前にどんな両輪があるのか?
辛いことだったり目を背けたくなるような自分の問題があったとしても、それをしっかりと日々認識し、その中から自分の謎を解くための新しい発見をしていく。
この発見こそが僕にとっての、「自分の人生を生きる」なのですよね。
こんな奥深くまで読んでくれた人に(おい、ファンか?)
一つ人生を変える大事なワークをお伝えします。
めちゃくちゃ簡単で、めちゃくちゃ幸せになれて、人生が豊かになるワークです。
✔︎「気がついたことメモ」
これを一つ用意してください。
ノートでもスマホのメモ機能でもオッケー。とにかく気がついたことはなんでも、「はっ!」としたこと。をすぐに書き留められる準備をしてみてください。
「はっ!」とする体験は、
いつ何時あなたに訪れるかわかりません!
その瞬間を逃さないように、
できるだけ瞬間的にメモをできるようにしておくのです。
自分の考えてきたことが腑に落ちた!
点と点が線になった!
実はこんな意味があったのか?!
このパターンはこれに気がつくためだったのか?
あの辛い体験はこう言う意味だったのか?
などなど、どんな細かいことでも良いので、気がついたらすぐに!(これが最大のポイント!)メモしてください。
・たとて運転中だったとしても、傍に泊めてメモをする。
・たとえ誰かが話しかけていてもそれを遮りメモをする。
・眠りそうだな〜ってまどろんでいても、ガバッと起き上がりメモをする。
そして、そのメモがどんどん溜まっていく。
そのメモを日々読み返してください。
読み返すごとに、その発見や気がついたときの感覚が蘇ります。
その感覚の心地よさを何度も何度も味わって欲しいのです。
最後のパズルのピースがはまる、ずっと探していた大切なアクセサリーが見つかった。そんなふうな快感な爽快なことってそうそうないと思いますから。
それを味わえるのも、北風を嫌わず、不幸を嫌わず、自分の人生の味方にするためのきっかけとする。人生に無駄なものなんて何一つないですから。
気が付くこと。
特に「はっ!」とするような気がつくことってそうそうないのかもしれない。
だからこそのメモ。なのです。
いつでも「はっ!」とする快感体験ができるようにしておくのです。
気がついたことを読み返すと、必ずそのときの思いも蘇ります。
そして気がついたことを頭にこびりつけさせていきます。その気がついたことからの行動こそが、あなたの人生を本当の人生のレールに移動させていく唯一の方法です。
大切なことにハッと気がつくと、必ず人は無意識の行動を変えていきます。
その無意識の行動の変化が、目の前の現実を変化させる。それは当たり前ですよね。
いつもなら無意識にコーラばかりを選んでいて、なんで自分は血糖値が高いんだろう。とか言ってないですか?笑
でもそれを何かのきっかけで大切なことに気がつくと、ふと無意識で取っていたコーラが水に変わったりします。
毎日飲んでいたコーラが水に変わるだけでも、健康状態は変わるから、健康状態が変われば気分も良くなりますよね。
その気がついたことは、心の奥からぷかぷかと浮かび上がってきた気泡のような物です。
その気泡こそが弾けることこそが、「気がつく」ってことであり「しあわせのたね」ですからね。
そしてその溜まっていくメモの量こそが幸せの量であり、「幸せの深さ」なのです。
メモが増えれば増えるほど、あなたの人生はとんでもない場所に移動しているはずです。
イチローが言いましたよね。
「とても小さな一つ一つの積み重ねが、とんでもない場所に連れて行ってくれる」
このメモの一つ一つこそがあなたにとっての小さな積み重ね。
あなたが生まれてきた意味。そのものでもあると思うのです。
「人は何かに気がつくために生まれてくる」
僕はそう信じています。
特に北風から気がつくことが多いです。
というかほぼ全てと言って良いくらい北風は気がつくことの「宝庫!」です。
気がついたことはまじで3秒経ったら忘れてしまいます。
作曲家も、昔はメロディーが浮かんだら、すぐ忘れてしまうから自分の家の留守電に吹き込んだ。こんなエピソード聞いたことありますよね?
閃きは本当に一瞬の閃光です。
こんな「閃き」こそ何があってもあなたのノートに記すことが大切です。気づきメモこそがあなたの宝です。お宝ノートでもあるのです。
そしてこの閃きは、両輪である「幸せ」と「不幸」を大切にしないと出会えないのです。
気がついたその瞬間、それこそが幸せなのですから、逃さずメモ!ですね。
毎日あなただけの北風の価値を見出してあげてください。
北風は太陽以上のポテンシャルをもち、太陽以上に北風は大切な存在なのです。
北風を大切にすることで、太陽を実感できるのです。
人生は両輪でね。
宍戸竜二
【本当の自分に戻る。私は私と仲良くなる】がテーマのストーリーです。
20年以上イラストレーター/アーティストとして絵を描いてきた中で向き合った、苦しい「心の中の旅」をコンセプトに、自分自身との仲直りのためのヒントを書き殴っています。