学生の頃から、「絶対に東京へ行く」と決めていました。
計画はまったくありませんでした。
専門学校卒業と同時に、縁もゆかりもない東京で暮らし始めました。
なんの不安もありませんでした。
「もっといろいろな人や価値観に触れたい」「自分の視野を広げたい」「もっと成長したい」という気持ちがずっとありました。
2年間住んだ大阪から上京し、1日後には仕事探し、2日後には日雇いの仕事を始めました。
約1年間、さまざまな現場で働きながら生活し、ありがたいことに継続して声をかけていただくことも多く、裕福ではないながらも電気だけは止まることなく暮らしていました。
その後は、LD&Kが運営するカフェのオープニングスタッフとして働きました。
環境が変わるたびに、まず観察し、その場の空気を知り、人を知る。その繰り返しでした。
振り返ると、この頃もこのような観察は知らない間に続けていたように思います。
その後、アパレル業界、Web制作、そしてプロダクトデザインへと進みました(その話はまた今度)。
一見するとバラバラなキャリアですが、自分の中では1本の線でつながっています。
新しい環境に飛び込み、人を観察し、異なる立場や考え方をつなぎながら、より良い形を考える。
環境は変わっても、「まず観察し、理解する」という姿勢だけは、昔から変わっていません。
今、プロダクト全体を俯瞰して仕事をしている原点は、この頃の経験にあるのかもしれません。