街のノイズを観察する
Photo by Jezael Melgoza on Unsplash
こんにちは。写真家 日暮親徳 として活動しながら、クリエイティブディレクターとして仕事をしています。
きれいに整った風景よりも、少し雑然とした街並みに惹かれることがあります。
古い看板、電線、雑多な色、貼り紙。
一般的には「ノイズ」と呼ばれるようなものです。
でも街を歩いていると、そういうノイズの中に、その場所らしさが残っていることがあります。
完全に整理された場所は、美しい反面、少し均一にも見える。
一方で、少し雑然とした風景には、人の生活や時間の流れが見えてきます。
写真を撮るとき、僕はそういう「整いきっていない部分」を意識することがあります。
例えば、古いアパートの外壁。
色褪せた看板。
無造作に置かれた自転車。
そこには、人が実際に暮らしている気配があります。
クリエイティブの仕事でも、完璧に整理されたものだけが魅力的とは限りません。
少しの違和感や余白、ノイズがあることで、人の記憶に残ることがあります。
情報が整理されすぎた時代だからこそ、少し不完全なものに惹かれるのかもしれません。
街のノイズを観察することは、その場所のリアルを見ることでもある。
僕はそういう風景に強く惹かれます。