こんにちは。写真家 日暮親徳 として活動しながら、クリエイティブディレクターとして仕事をしています。
新しい建物はきれいです。
壁は白く、窓は透き通り、傷ひとつありません。
一方で、古い建物には色褪せた壁や錆びた手すりがあります。
一般的には「劣化」と言われるものかもしれません。
でも、写真を撮っていると、その変化が魅力に思えることがあります。
雨に濡れて色が変わったコンクリート。
何度も塗り直された外壁。
長い年月で丸くなった階段の角。
それは壊れているのではなく、その建物が過ごしてきた時間です。
同じ時間は、二度と作ることができません。
だから経年変化には、その建物だけの個性があります。
写真は、その個性を見つける作業なのかもしれません。
古い建物を撮るたびに、「時間もまたデザインの一部なんだ」と感じます。