【最近、自分の中で大きく変わってきた思考】
ここ最近、
自分の中で一つ大きな変化があります。
それは、
「個人の支援」として考えていたものが、
少しずつ「構造としての課題」に見えるようになってきたことです。
これまで私は、
パニック障害など個人のカウンセリングを中心に、
“個人がどう回復していくか”という視点で関わってきました。
しかし、防災や災害対応、組織の混乱などに触れる中で、
違う種類の違和感が残り続けていました。
同じ情報が共有されているはずなのに、
なぜ人によって判断が大きく分かれるのか。
なぜ「まだ大丈夫」と「もう危険だ」が同時に存在し、
それが混乱を生むのか。
その背景には、
単なる情報不足ではなく、
「認識のズレが生まれる構造」があるのではないかと考えるようになりました。
そこから関心の軸が少しずつ変わってきました。
“どう支えるか”ではなく、
“なぜその場で判断がズレるのか”
そして、
“そのズレを前提にした備えは作れないのか”
という問いです。
この問いから生まれてきたのが、
「心の備蓄」という考え方です。
それはメンタルケアというよりも、
危機時における認識・判断・行動のズレを前提にした、
もう一つの防災の視点に近いものです。
現在はこの考え方をもとに、
実際の対話や検証の場として、
一般向けの取り組みも進めています。
まだ仮説の段階ではありますが、
個人の支援から、少しずつ「構造を見る視点」へと
関心が移ってきているのを感じています。