「これじゃない」と言われた日、副業ホームページ制作で学んだこと
失敗はしない。成功の準備をしているだけ。
本業の臨床工学技士の傍ら、副業でホームページ制作を本格的に始めようと思ったとき、最初に入ってきた案件でいきなりやらかしました。
案件の内容は「すでにFigmaでデザインされたデザインカンプをWordpress用にテーマ化して欲しい、レスポンシブ化もお願いしたい」というものでした。
最も苦手なデザインはすでに用意されている、「これなら初めての案件としては無事できそうだ」そう思っていました。
要望を聞きながらスクロールアニメーションを提案したり、動きの細かい調整をしたりと、合意の上わりと順調に進んでいたつもりでした。
やっと納品というところで問題が発生。
実物を見たクライアントから「これじゃない」(いわゆるコレジャナイってやつです)と言われてしまいました。
クレーム手前の状況です。
元を話せば、クライアントの予算がなかったため既存のフリーテーマをベースにカスタマイズする形を提案し、当初の半分の金額で受託していました。
最初から「その方法では100%実現できません」と伝えていたので、正直なところ内心は「それは無理だって初めに言ったじゃないか」という半ば憤りに近い気持ちでした。
でも、それは言い訳でしかない。
副業とはいえ、向こうからしたらプロに依頼した気持ちのはず。
テキストベースのやりとりで不明瞭な進行のまま進めてしまったのが根本的な原因で、これは完全に自分のディレクションミスでした。
舐め腐った考えを払拭して、納期を伸ばしてもらいフルコーディングでやり直し、最終的にはクライアントの想像通りのものを納品できましたが、この経験は相当こたえました。
2度目はない
次の案件では、同じ失敗は絶対しないと決めていました。
次の依頼は、古くからある病院の外来部門を活性化したいというニーズから、「クリニック専用ホームページを独立して作りたい」という内容でした。
前回の反省から、まずヒアリングシートを作成してクライアントの気付いていない潜在的なニーズまで汲み取れるよう心がけました。
PC版・SP版両方のデザインを作成し、ハンバーガーメニューの展開や画面遷移も事前に認識合わせを徹底した上でコーディングへ。
各セクションごとに確認を取りながら進めたので、その都度OKをもらいながら終始スムーズに進みました。
アニメーションも入れましたが、計画通りに完了。
円満納品でした🎉
作るのはデータじゃない。想いだ
2件の経験で学んだのは、技術よりも「認識合わせ」の方が難しいということです。
どれだけ実装力があっても、クライアントの頭の中にあるイメージと自分の理解がずれていたら、良いものは作れない。
仕様の確認だけじゃなくて、完成イメージの共有と期待値の明確化が重要だと痛感しました。
神は細部に宿る。尊敬する医師のその言葉を、今もコードの隅々まで刻んでいます。
クライアントの内なるニーズをITで解決したい。そのためにCEからITエンジニアへ、今まさに挑戦しています。