第2話:はじめて担当したお客様が教えてくれたこと
こんにちは。河口倫範です。
前回は、税理士を志したきっかけについてお話ししました。
今回は、実際に仕事を始めてからの出来事をお伝えします。
試験勉強という現実
税理士試験は決して簡単なものではありませんでした。
思うように結果が出ず、焦りや不安を感じることもありました。
それでも、「この道に進む」と決めた以上、立ち止まるわけにはいきません。
支えてくれた家族の存在に助けられながら、
一歩ずつ積み重ねていきました。
はじめて一人で担当したお客様
税理士として働き始めて間もない頃、
はじめて一人でお客様を担当する機会がありました。
個人で事業をされている方で、
帳簿の整理や申告に強い不安を抱えていらっしゃいました。
しかし当時の私は、まだ経験も浅く、
すべてが手探りの状態でした。
不安だったのは、自分も同じだった
何度も資料を確認し、父や周囲に相談しながら、
時間をかけて一つひとつ整理していきました。
正直に言えば、
「本当に大丈夫だろうか」という不安は、常にありました。
それでも、“目の前のお客様の役に立ちたい”という気持ちだけは、
揺らぐことがありませんでした。
「安心しました」という言葉
申告が無事に終わったとき、
お客様からこう言っていただきました。
「これで安心して仕事に集中できます。本当に助かりました」
その言葉を聞いた瞬間、
胸の中にあった緊張がほどけたのを覚えています。
税理士の本当の役割
この経験を通して、私は気づきました。
税理士の仕事は、
単に数字を整えることではありません。
“お客様の不安を取り除き、前に進める状態をつくること”
それこそが、本当の役割なのだと感じました。
次回予告
次回は、父とともに事務所を運営する中で感じたこと、
そしてこれからの想いについてお話しします。