これまでの私のこと その5
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第5回
「ただ繋ぐだけ」の裏方から、技術で人を直接喜ばせる主役へ。私が選んだ、新しい挑戦
こんにちは、加納です。
前回は、会社の代表として立ったJ-LISフェアの熱気、そして翌日に年休を取ってそのまま突撃した生成AI展示会での、胸が躍るような体験をお話ししました。
最先端の技術に触れ、未来の可能性にワクワクした幕張メッセでの2日間。 しかし、名古屋のオフィスに戻り、いつものヘルプデスクの受電のベルが鳴り響いたとき、私は自分の内側にある「変化」を無視できなくなっていました。
今回は、私がなぜ現在の安定した環境を飛び出し、新たなキャリアへの転職を決意したのか、その現在地についてお話しします。
■ 「ただ繋ぐだけ」では、もう物足りない
現在のヘルプデスクの仕事は、複雑な自治体業務を支えるとても大切な役割です。お客様から名指しで頼りにしていただける環境にも、大きなやりがいを感じていました。
しかし、様々な社内活動に首を突っ込み、多くの世界を見てしまった今の私には、どうしても拭えない「もどかしさ」がありました。
組織の構造上、ヘルプデスクの裁量は決して多くありません。 受電中にお客様の切実な要望やシステムへの不満、あるいは「もっとこうなったら便利なのに」という生の声をどれだけ丁寧に伺っても、私たちの仕事はそれを仕様として別部署に「そのまま投げる」ことだけだったのです。
もちろん、声のトーンを意識し、可能な限り丁寧に話を聴くことで、お客様の不安を和らげることはできます。でも、私の中に生まれた新しい情熱は、それではもう全然足りないところまで膨らんでいました。
「ただ話を聞いて、右から左へ流す裏方で終わりたくない。私はもっと自分の手で、相手の課題を直接解決して、目の前の人を心の底から喜ばせたい」
■ 生成AIという武器を手に、次のステージへ
その強い想いに、完璧なタイミングでバチッと火をつけたのが、他社協働の研究プロジェクトで出会った「生成AI」という存在でした。
難しいソースコードが書けない私でも、プロンプトの仕組みを整え、DifyやClaudeといった最新ツールを組み合わせれば、現場の課題をその場で、圧倒的なスピードで解決できる。技術が人と組織を直接幸せにする瞬間に立ち会ったとき、「私が進むべき道はこれだ」と確信しました。
文系無双だった私が、あえて苦手な物理を乗り越えて理系を選んだ、あの高校時代。 大変そうだからと、知識ゼロから飛び込んで法律とシステムを頭に叩き込んだ、ヘルプデスクでの3年間。
振り返れば、私の根底にあるのはいつも、「誰もが尻込みするような高いハードルにワクワクし、知的好奇心を燃やして乗り越えていくタフさ」でした。今の私には、その情熱をぶつける最高の武器(生成AI)と、最高の度胸があります。
■ これから出会う、未来のチームの仲間たちへ
これまで私の拙いストーリーを読んでくださり、本当にありがとうございました。
お医者さんにはなれなかったけれど、形を変えて「目の前の人の困りごとを技術と知恵で解決する」という私の本質は、子供の時から何一つ変わっていません。
世の中の複雑な課題と、それを解決したい現場の人間との間に立ち、誰よりも泥臭く、誰よりも楽しそうにその架け橋となって成果を出す。それが、これからの私の生き方です。
最新の技術を面白がりながら、自ら仕組みを作って組織を前に進める。そんな私のバイタリティを必要としてくれる未来の仲間たちと、ここから新しい挑戦を始められることを、心から楽しみにしています!