「この1週間で、あなたは大切な人や仕事相手から、何回『ありがとう』と言われましたか? 何回、心からの感謝をされましたか?」
今回は、私が安定した会社員を辞めて、時給20円の仕事の道を選んだ理由についてお話しします。

前職の私は、そこそこ大きな会社で工場の自動化設備を開発する仕事をしていました。
収入も安定していましたが、毎日の仕事は本当に心苦しいものでした。
設計のことで上司から「この根拠はどうなってるの?」と聞かれるたび、仕事を進めるための質問だと分かってはいても、まるで毎日責め立てられているような気持ちになってしまっていたんです。
それに、私のいた職場には冷たい空気感がありました。
たくさんの人に言われたのが、
「仕事なんだから、できて当たり前。」
「わざわざ感謝するやつなんていないよ。」
「できないのは異常なんだから、しっかりやりなさい」
という言葉でした。
失敗すれば怒られ、成功しても誰からも褒められない。
「自分って、何のためにここで働いているんだろう……」と
自分の存在意義が見出せなくなって、どんどん心が落ち込んでいきました。

そんな風に退職を悩んでいた時期に、昔からの夢だった「海外で暮らしたい」という思いもあり、「オンラインで生活できる仕事はないか」と探しました
出会ったのが、動画編集でした。
まずは副業として始めたのですが、最初は本当に大変でした。
初めて作った1本の動画は、ディレクターさんから何度も何度も修正の指示が入りました。必死に食らいついて、ようやく動画が完成したとき、ディレクターさんからメッセージが届いたんです。
「ありがとう!めちゃくちゃ良くなったよ。次もよろしくね」
その一言を見たとき、体中に電気が走ったような、今までにない嬉しさが込み上げてきました。
「もっと頑張りたい、この人をもっと喜ばせたい!」
心の底から思えたんです。
最初の頃は、10分くらいの動画を作るのに50時間以上かかって、
時給に換算したら 10円や20円の世界でした。
お金の面では会社員の頃とは比べものにならないくらい苦しかったです。
でも、心は会社員時代よりも、楽しくて、キラキラしていました。
その時にハッと気づいたんです。
私にとって仕事をするやりがい、そして自分の存在意義は、
誰かから「ありがとう」と言われ、役に立っていると実感できる瞬間
だからこそ、私はここまで動画編集を続けてこられました。
私には「人に感謝されたい」という強い願いがあります。
だからこそ、繋がってくださったお客様には、自分が持っている最大の力を提供したい。
ただ動画を切り貼りするだけではなく、お客様の想いに全力で応える人でありたい
あの本気の「ありがとう」をもらった日から、ずっと思っています。
ここまで読んでくださったあなたにも、少しだけ聞いてみたいことがあります。
あなたは今、何のために仕事をしていますか?
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
ただ、もし今、仕事に対して何となくモヤモヤしたものを感じているなら、一度「自分は何のために働いているんだろう」と立ち止まって考えてみるのも、悪くないかもしれません。