書くか迷いました。
逆張りと思われたらどうしよ〜って3秒ぐらい。で、書きました。
超シンプルな話で、自責をやめろというお話です。
ある程度「自分に出来たことがあったな」と振り返るのはどんな人間であれ大事です。私も基本これが出来るようにならねばと日々奮闘しています。
だがしかし。
これは自責じゃありません。
自責しないでください。
遡って10年前
私の身内にとある病があることが発覚しました。
これを病という人もいれば、個性と言う人もいますが本人の意思でどうにも出来ないところが多いこと、本人が苦しんでいることを踏まえて私は病と呼ぶことにしています。
その病は今ではポピュラーで、時にファッションとして自称する人もいるぐらい聞き慣れたものなんですが、当時私の周りでは浸透率0に近しいものでした。
家族は混乱しました。よくある「うちの子に限ってそんなばかな」です。
私も思いました。個性だと、性格だと思っていたからです。
違いました。
正直、迷惑を被ったことは腐るほどありましたので、ここには書けないような言葉で罵ったこともありました。悔いました。
1番悔いたからこそ、即座に本屋に行き、高校生だった私は学校終わりに本屋に入り浸りました。理解しないとその人を傷つけてしまうことは私が1番よくわかっていたからです。
私もアトピー性皮膚炎と食物アレルギーがあり、重篤なアナフィラキシーショックも起こします。未だにそのレベルです。
上からものを言われることもたくさんありました。
「お前の母親のせいや」「お母さんが卵食べすぎたから卵アレルギーなんやで」「親が食べ物を肌に触れさせたから」「ちょっとずつ食べさせて貰えなかったのね、可哀想」「好き嫌いでしょ?」「好き嫌いできて羨ましい」「可哀想」「親が」「母親のせいで」
専門家でもない人ほど決めつけにかかります。そうはなりたくなかった。
余談、母親のせいにする人がめちゃくちゃ多かったですが私の場合アレルギー持ちは父親です。(ばーかばーか)
22歳の時に私が書いた映画脚本にも、とあるキャラクターに代弁してもらったんです。
「たまたま普通に生まれたヤツがイキって見下してんじゃねーよ!」ノルマル17歳。/笠貝朱里セリフより抜粋
自分が健康な部分なんて、たまたまです。偶然です。奇跡です。
わかってないとそういう無意識の見下しが発生します。
私だけは、私だけでもと思って学びました。結果その人のためになったのかはわからないし、普通にカバー出来ないところの方が多かったです。
家族や周りに自分が知ったことを共有しました。改善されると思いました。
出来ませんでした。
人の混乱なんてたかが17歳にはどうにも出来ず、家族崩壊でした。
本人はいつまでも辛そうで、泣きわめいて、座って一人小さくなっていました。
家族には家族の想いがある、それぞれ主張がある、だからぶつかるし許せないし混乱する。
次第にみんな境界線がわからなくなって、めちゃくちゃになりました。
私が守らなきゃ。
私がやらなきゃ。
私がカバーしなきゃ。
私がフォローしなきゃ。
私がもっとこうしたら良かった。
私がもっと出来た人間だったら。
私が。
私が。
この時に、自責にしすぎてしまって私もぶっ壊れました。自律神経失調症の誕生です。
(自律神経失調症って病名じゃなく状態の名前らしいですね)
毎日ストレスで頭痛と微熱(37℃前半)がずーーっとです。
夕方になるにつれ酷くなりました。家に帰るのが本当に本当にストレスでした。
基本晩御飯担当だったので学校終わりにスーパー行って1時間以上買うものが決められなかったり、駐輪場に停めた自転車がどこにいったのかわからなくなって彷徨ったり。
(ストレスあるある、選べない決断できない記憶喪失)
休みの日が1番辛かった。
次に過敏性腸症候群を発症しました。
内臓って自律神経が操作してるんです。自律神経乱れてるんですから、内臓も訳分からなくなってたんでしょうね、止まりました。
1週間便が出ず、食べ物を食べて押し出す。みたいな超便秘型。
(過敏性腸症候群は型があります)
痛みでトイレで気絶してることは何度もありました。滝のような汗と痙攣で死ぬかと思ってました。
その状態でしばし戦って、ある日一人で家にいたら突然動悸がしてそのまま過呼吸で倒れました。
意識はありました。
ぐちゃぐちゃになった家のリビングを見て、もう死にたいと思いました。
私は何をしてるのか。何もしてないんだろうな。病気のあの子を支えられない、家族のあの人を喜ばせられない、死にたい。もはや殺してくれと思ってました。
その時だれも家にはいなかったので、「あ、私が困ってる時ってだれも助けてくれないのか」と思いました。
助けてくれない人になんでここまでしないといけないんだと思い、その日から自分のために生きてやると決めたら過敏性腸症候群も自律神経の乱れも改善されました。なんと自力です。
病院にも行けなかったので、他責思考で持ち直したタイプです。それはそれで性格ねじ曲がってただろうなぁと今思えば。
そして10年経った今、やっぱり度々自責になり自律神経を乱してます。もはや癖ですし、体調不良は友達レベルです。
私の性格もやりたいこともあり独立を目指そうとやっているんですが、今そういう仲間たちが周りにたくさんいます。
皆さん責任感あるから言ってるんです、「自分事で考えよう」と。
間違ってないです。素敵だと思うし、見習いたい考え方なんですけど、自責にはしないで欲しいと怖さも感じます。
自責は読んで字のごとくです、自分を責めることです。
「自分がダメだったから」「あんなことも出来ない自分は価値がない」などと思うことです。
本当に、身体をぶち壊します。
心と身体は繋がってるので、間違った考えを身体にじわじわと染み渡らせて来るんです。
じゃあ自分事ってどういうこと?って感じですよね。
ふと頭に浮かんだんです。
これ自責じゃなくて自省じゃない?と。
自省はさっき書いた通りです。
「私に出来たことは何だったろうか」「次やるならこうしたらいいかも」と言った振り返りを含める行動です。
自己否定が入らないので成長になります。
私に出来たことは何だったろうか、あぁこんなことも出来ない私はダメだ。
この文章は前半が自省、後半は自責です。
自責は体調崩すだけの無駄なものなので切り捨ててやりましょう。
さいごに
10年経った今でも薬を飲まないとまともに内臓が機能しません。
仕事でマネジメントしている自分のチームの子達にはたまに言いますが、
一度壊した身体は壊す前の身体に二度と戻りません。マジで。
そしてもし壊してしまったなら休みましょうね。
前の自分に戻そうとしちゃダメですよ、その自分で壊したんだから。
30手前のお小言おばさんのお小言だと思って、頭の隅に入れて置いてください。
自責なんて二度としなくていい。