カメラマンとして働く中で、自分の役割が少しずつ見えてきた
Photo by Adrian Gomez on Unsplash
こんにちは!増本慎也です。
カメラマンとして働き始めた頃は
「良い写真を撮れるようになりたい」という気持ちが何より強かったです。
構図や光、レタッチ、機材選び。とにかく技術を磨くことに必死でした。
もちろん、それは今でも大切です。
ただ長く現場に立ち続ける中で、自分の役割は“写真を撮ること”だけではないんだなと
感じるようになりました。
例えば、ポートレート撮影。
最初は緊張していたモデルさんが、会話を重ねるうちに
少しずつ表情が柔らかくなっていく瞬間があります。
こちらが無理に演出するのではなく、その人らしい空気が自然と出てくるまで待つ。
その時間も、実は撮影の一部なんですよね。
広告撮影でも同じです。
クライアントが本当に伝えたい価値は何か。その商品やサービスの“らしさ”は
どこにあるのか。単純に綺麗な写真を撮るだけではなく
「どう見せれば想いが伝わるか」を考える時間が増えました。
以前は、自分の作品として良いかどうかを気にしていました。
でも今は、「相手にとって意味のある写真になっているか」を強く意識しています。
そう考えるようになってから、現場での立ち位置も少し変わりました。
撮影チームの空気を整えること。クライアントが安心できる進行を意識すること。
被写体の魅力を自然に引き出すこと。
カメラを持っている時間以外にも、自分ができることはたくさんあると気づいたんです。
カメラマンという仕事は、一人で完結する仕事ではありません。
たくさんの人と関わりながら、一緒にひとつの空気を作っていく仕事だと思っています。
だからこそ最近は、「良い写真を残したい」という気持ちと同じくらい
「この人とまた仕事したいと思ってもらえる存在でいたい」と考えるようになりました。
まだまだ勉強の日々ですが、少しずつ自分なりの役割が見えてきた気がしています。