「向いていないかもしれない」と何度も思った。それでも私は、開発者であり続けたい。
「自分には特別な才能がない。」
これは、私が何度も感じてきたことです。
初めてプログラミングに触れた頃、画面に並ぶ英語のエラーメッセージは暗号のように見えました。
何時間考えても原因が分からない。
調べても理解できない。
やっと動いたと思ったら、別の場所でまたエラーが起きる。
周りを見ると、難しい技術を軽々と扱う人たちがいました。
「自分には向いていないのかもしれない。」
そう思ったことは、一度ではありません。
それでも、不思議と諦めようとは思いませんでした。
なぜなら、プログラミングには、人の人生を少しだけ良くする力があると感じたからです。
誰かの面倒な作業を楽にできる。
誰かの「困った」を解決できる。
誰かの挑戦を支えることができる。
画面の向こうには、必ず人がいる。
その人の笑顔や安心につながる仕事ができることに、大きな魅力を感じました。
だから私は、才能の代わりに「積み重ねること」を選びました。
分からないことを、そのままにしない。
エラーが出たら原因を探す。
知らない技術に出会ったら試してみる。
良いコードに触れたら、「なぜこの書き方なのか」を考える。
失敗したら次に活かす。
昨日の自分より、ほんの少しだけ前に進む。
派手ではありませんが、その繰り返しが少しずつ自分を成長させてくれました。
振り返ってみると、優れた開発者とは「最初から何でもできる人」ではなく、「分からないことと向き合い続けられる人」なのではないかと思います。
技術は日々変化します。
昨日の正解が、明日も正解とは限りません。
だからこそ、本当に大切なのは、知識の量よりも学び続ける姿勢なのだと思っています。
そして私は、開発という仕事は決して一人で完結するものではないと考えています。
チームメンバーの想いを理解すること。
クライアントが本当に実現したいことを汲み取ること。
利用するユーザーの立場で考えること。
技術力だけではなく、「相手を思いやる力」もまた、良いものづくりには欠かせないと感じています。
私は、誰よりも優秀なエンジニアではないかもしれません。
ですが、分からないことから逃げず、誠実に向き合い、仲間と協力しながら最後までやり抜く姿勢には自信があります。
誰かの期待を超えるために学び続けること。
相手の言葉の奥にある本当の想いを考えること。
「お願いして良かった」と思っていただける仕事を積み重ねること。
その積み重ねが、信頼につながると信じています。
私は今でも、毎日のように新しい壁にぶつかります。
ですが、不思議と昔ほど怖くはありません。
分からないことは、成長できる余白だからです。
かつての私は、「才能がある人だけが活躍できる世界」だと思っていました。
でも今は、違います。
挑戦することをやめない人。
学ぶことを楽しめる人。
誰かの役に立ちたいという気持ちを持ち続けられる人。
そんな人なら、きっと何度でも成長できる。
私は、そのことを開発を通じて学びました。
これからも、完璧な開発者を目指すのではなく、人に信頼される開発者でありたいと思っています。
そして、技術を通じて誰かの挑戦を支え、「この人と出会えて良かった」と思っていただけるような仕事を積み重ねていきたいです。
昨日の自分より、少しだけ前へ。
特別な才能がなくても、人は変われる。
だから私は、これからも学び続けます。