人見知りでも、営業で成果は出せる
人と話すのが、苦手だった。
入社したばかりの頃、僕が一番つまずいたのは「人と話すこと」でした。もともと自分から話すタイプではなく、自信もない。自己評価も低くて、「自分なんかが成果を出せるわけがない」と、心のどこかで決めつけていました。
当然、最初はうまくいきません。何を話せばいいかわからず、空回りする。そのたびに「やっぱり向いていないんだ」と落ち込む。その繰り返しでした。
わからないなら、わかる人に聞きにいく。
このままじゃ何も変わらない。そう思って、結果を出している先輩のところへ自分から足を運びました。時間をもらって、話し方やお客さんとの向き合い方を教えてもらい、自分との違いをひたすら観察する。気になったことは、その場で全部質問しました。
教わったことを次は自分で試して、ダメならまた聞きに行く。最初は気が引けました。でも先輩たちは、時間を惜しまず付き合ってくれた。自分から動けば、ちゃんと応えてくれる人がいる。この環境に、何度も救われました。
変わったのは、スキルじゃない。「考え方」だった。
学ぶうちに気づいたんです。本当に変えるべきはテクニックじゃない。気持ちの持ちよう、物事の捉え方だと。
それまでの僕は、「自分がうまく話さなきゃいけない」とばかり思っていました。でも先輩を見ていてわかった。大事なのは自分がどう見られるかじゃない、相手の話をどれだけ聞けるかだと。相手が何に困って、何を求めているのか。そこに意識が向いた瞬間、すっと肩の力が抜けました。
「うまく話さなきゃ」が消えると、不思議と会話が続く。あれだけ苦手だった「人と話すこと」が、少しずつ怖くなくなっていきました。
そして、初めての「ありがとう」。
考え方が変わってから、結果がついてくるようになりました。それも嬉しかった。でもそれ以上に忘れられないのは、お客さんから「ありがとう」「あなたに任せてよかった」と言ってもらえた瞬間です。
人と話すのが苦手だった自分が、誰かに信頼されている。こんな実感、これまでの人生で一度も味わったことがありませんでした。
苦手は、変えられる。
入社前の自分に「営業でお客さんに感謝されるようになるよ」と言っても、絶対に信じなかったと思います。それくらい、人は変われる。才能でも元々の性格でもない。自分から動いて、考え方を変えれば、景色は変わる。それを、僕は自分で証明しました。
もし今、「自分には何もできない」と思っている人がいるなら、はっきり言いたい。変われないんじゃない。変わるきっかけに、まだ出会っていないだけです。