熊本・三角西港から「日常の境界を越える体験」を。架空の複合ショップ『FREE PORT』のトータルブランディングの裏側。
こんにちは、デザイナーのKentaroです。
私はストリートや音楽、そしてアウトドアといったライフスタイルカルチャーを深く愛し、それらの文脈をサンプリングしたデザインを得意としています。
今回は、自身のアイデンティティと地元のロケーションを掛け合わせてトータルディレクションを行った、コーヒースタンド&アウトドアショップ『FREE PORT』のブランドデザインの裏側をご紹介します。
🏔️ 1. ロケーションの歴史とカルチャーの融合
舞台に選んだのは、熊本県宇城市にある世界文化遺産「三角西港」。 この場所が持つ歴史的な石積み建築の重厚感と、天草の海を一望できる圧倒的なロケーション。ここに「本格フィンランド式バレルサウナ」や「拘りのコーヒー」が楽しめる複合ショップがあったら……という思想からプロジェクトは始まりました。
単に「今っぽいおしゃれなロゴ」を作るのではなく、この土地が刻んできたストーリーと、現代のライフスタイルカルチャーをどう着地させるかを徹底的に掘り下げました。
📐 2. 空間からタッチポイントまでを貫くデザインシステム
表面的な美しさを整えるだけでなく、訪れた人が五感でブランドを感じられるよう、リアルな空間(サイン)から顧客の手に触れる資材(ツール)までを一気通貫で設計しました。
- メインサイン(看板): 三角西港の歴史ある佇まいと調和させるため、無駄な装飾をすべて削ぎ落としたモノトーンのバイカラーで設計。
- プロダクトへの展開: ブランドの象徴である正三角形をそのまま象ったダイカットステッカーをテイクアウト用の透明カップへ。クラフト袋には手仕事の温かみを感じさせるウッドブロックスタンプを配置しました。
- エモーショナルなUX設計: ショップカードには「天草の海を一望できるウッドデッキ」「海風の外気浴で心身をリセット」といった旅の記憶を呼び起こすエモーショナルなテキストを綴り、店舗を起点とした「日常の境界を越える体験」をデザインしています。
🌊 3. ローカルから、世界を揺らすデザインを。
デザインとは、ただ形を作るだけでなく、その場所にあるDNAを呼び覚まし、人の感情を動かすことだと信じています。
将来的に海の近くへ移住し、サーフィンなどのローカルカルチャーにどっぷり浸かりながら、そこで得るインスピレーションをデジタルのUIやブランドデザインに昇華させていく生き方を目指しています。
この『FREE PORT』のように、ブランドの歴史やストーリーを徹底的に掘り下げ、リアルからデジタルまでを一貫して設計できる環境を探しています。アパレル、ライフスタイル、D2CブランドなどのブランディングやUI/UXデザインに挑戦させていただけるチームの皆様、ぜひお気軽に「話を聞きに行きたい」からメッセージをいただけますと幸いです!