育休から復帰後、新しく配属された店舗を一人で任せていただくことになりました。
そこで出会ったのが、以前から資生堂をご利用いただいていた50代のお客様です。
初めてお会いした時から気さくに話してくださる方でしたが、カルテを確認すると、しっかりスキンケアをされているにもかかわらず、ここ最近は肌診断の結果が思うように伸びていませんでした。
私は、すぐに商品をご提案することはしませんでした。
まずは生活スタイルや、お肌の悩み、乾燥を感じるタイミングなどをじっくり伺いました。
お話を重ねるうちに、乾燥の原因が少しずつ見えてきたため、その方に合ったスキンケアだけでなく、日中の乾燥対策もあわせてご提案しました。
しばらくしてご来店された際、
「前より乾燥しなくなった。」
そう笑顔で話してくださいました。
肌診断の結果も少しずつ良くなり、一緒に喜べたことを今でも覚えています。
でも、私が一番嬉しかったのは、その後のことでした。
化粧品を買う予定がない日でも、隣のスーパーへ来られた時には、
「ちょっと顔を見に来たよ。」
そう言って立ち寄ってくださるようになったのです。
少し世間話をして帰られる日もありました。
その時に感じたのは、
商品を選んでいただけたこと以上に、私自身を信頼していただけたことの嬉しさでした。
この経験を通して、
信頼は、一度の提案で生まれるものではなく、相手を知ろうとする積み重ねの中で育まれるもの。
そう実感しました。
今、SNS運用を学ぶ中でも、この考え方は変わりません。
画面の向こうにいる一人ひとりの悩みや想いを理解し、その人に届く発信を考える。
投稿を作るだけで終わらず、その先にいる人まで大切にできる運用者でありたいと思っています。