リモートワークを始めて意外と難しかったのが、同居する家族との距離感でした。
一人暮らしなら気にならないことも、家に誰かがいる状態で仕事をするのは想像以上に神経を使います。生活音や話しかけられるタイミング、ちょっとしたお願い事など、悪気なく仕事の集中を途切れさせる要素がいくつもありました。逆に、自分が集中していることが相手に伝わらず、「なんか話しかけづらい空気出してる」と思われてしまうこともありました。仕事中のつもりが、家族からすれば単に家にいる時間なので、そのズレを埋める必要があると気づくまでに少し時間がかかりました。
最初は、その都度なんとなく対応していたのですが、それだと双方にストレスが溜まることに気づきました。仕事に集中したいのに話しかけられてイライラしてしまったり、逆に素っ気ない態度を取ってしまって気まずくなったり。どちらにとっても良くない状態が続いていました。
そこで意識するようになったのが、"仕事中であることを分かりやすく示す"ことでした。ドアを閉める、ヘッドホンをつける、時間帯によって「今は集中したい時間」とあらかじめ伝えておくなど、言葉にしなくても伝わる工夫をするようにしています。逆に、休憩時間はあえてリビングに顔を出すなど、オンオフのメリハリを行動で示すようにもしました。
同じ空間で暮らしながら働くというのは、思っている以上にお互いへの配慮が必要なんだと実感しました。仕事の効率だけでなく、家族との関係を保つためにも、この距離感の取り方は大事なポイントだと思います。