株式会社ワンライフ代表取締役の市村均弥です。群馬県で障がい福祉の事業を始めて、10年以上が経ちました。
私たちがずっと大切にしているのは、「障がい×○○」という考え方です。福祉の枠の中だけで完結させるのではなく、動画編集やプログラミング、農業、eスポーツ、ものづくり、保護犬・保護猫、飲食——世の中にある仕事や課題と、福祉を掛け合わせる。そうやって、障がいのある方が「働く場所」ではなく「働き方の選択肢」を選べるようにしたい、と考えてきました。
この掛け算には、もうひとつ意味があります。ひとつの事業で、ふたつの社会課題を同時に解く。私たちはこれを「課題×課題」と呼んでいます。たとえば、担い手が減っている地域の仕事と、働く機会を探している人。別々に見えるふたつの困りごとを、ひとつの事業の中で結び直す。どちらかを助けるために、どちらかが我慢するのではなく、両方が前に進む形をつくる。それが、続けられる事業になると信じています。
「偏見のない社会を創り、障がいのカタチを変える」。これは私たちのミッションです。きれいごとに聞こえるかもしれません。でも、現場で一人ひとりの「できた」が積み重なっていくのを見ていると、社会の側が変わっていく手応えを、確かに感じます。
会社は、群馬という地方から始まりました。大きな都市ではないからこそ、地域の中で顔の見える関係をつくり、同じ理念を持つ仲間と一緒に、今では全国へフランチャイズという形で広がっています。地方から、選択肢を増やしていく。それが私たちのやり方です。
一緒に働く仲間には、特別な経歴は求めていません。「目の前の人の“できる”を、本気で増やしたい」——その気持ちを持っている方と、これからの事業をつくっていきたいと思っています。
障がいを持つ方が100人いたら、100通りの選択肢を。これからも、地に足をつけて増やし続けます。