帰国まであと3か月|留学を「行って終わり」にしないために今からやっておきたい7つのこと
「先生、気がついたら帰国まであと3か月になってしまいました。」
留学生活の後半になると、時間の流れが急に速く感じられることがあります。
出発したばかりの頃は、
「まだ半年もある。」
「まだ1年もある。」
と思っていたのに、いつの間にか帰国日が見えてくる。
英語にも少し慣れた。
友達もできた。
お気に入りのお店もできた。
最初は知らない街だった場所が、いつの間にか「自分の街」のように感じられる。
そんな頃に、ふと気づきます。
「あと3か月しかない。」
でも私は、「あと3か月しかない」ではなく、
「まだ3か月ある」
と考えてほしいと思っています。
今回は、留学を「行ってきました」で終わらせないために、帰国前の今だからこそやっておきたい7つのことについてお話しします。
1.出発前に決めた目標をもう一度確認する
留学へ出発する前、どんな目標を持っていましたか?
「英語を話せるようになりたい。」
「外国人の友達をつくりたい。」
「海外で一人で生活してみたい。」
「将来の仕事につながる経験をしたい。」
留学生活が長くなると、毎日の生活に慣れて、最初の目的を忘れてしまうことがあります。
そこで、帰国まであと3か月になったら、一度立ち止まってみてください。
紙に、
「留学前にやりたかったこと」
を書き出します。
そして、その横に、
「できた」
「まだできていない」
「もう少し挑戦したい」
と書いてみます。
すると、残りの期間で何をすればいいのかが見えてきます。
2.英語力を「できる・できない」だけで判断しない
帰国が近づくと、
「思ったほど英語が話せるようにならなかった。」
と感じる方がいます。
でも、本当にそうでしょうか。
留学初日の自分を思い出してください。
空港で緊張していた。
カフェで注文するだけでも不安だった。
先生の英語が速く感じた。
外国人に話しかける勇気がなかった。
それが今では、
一人で生活している。
学校へ通っている。
友達と話している。
買い物をしている。
困ったときには自分で質問している。
テストの点数だけでは見えない成長もあります。
「何ができるようになったのか」
を一度書き出してみてください。
自分でも気づかなかった成長が見つかるかもしれません。
3.「留学中にしかできないこと」を一つずつ実行する
帰国すると、
「あれをやっておけばよかった。」
と思うことがあります。
行きたかった場所。
食べてみたかった料理。
参加してみたかったイベント。
話してみたかった人。
帰国直前になって慌てないためにも、今のうちに、
「帰国までにやりたいことリスト」
を作ってみてください。
大げさなものでなくて構いません。
お気に入りのカフェへもう一度行く。
いつもと違う街を歩く。
ホストファミリーと一緒に食事をする。
友達と写真を撮る。
先生に感謝を伝える。
一つずつ実行していきましょう。
4.友達との時間を大切にする
留学で得られる大きな財産の一つが、人との出会いです。
毎日学校で会っていると、その時間がずっと続くように感じます。
でも、留学生はそれぞれ違う国へ帰っていきます。
今日隣に座っている友達と、次にいつ会えるのかはわかりません。
だからこそ、帰国前には、
「一緒に過ごせて楽しかった。」
「友達になってくれてありがとう。」
という気持ちを伝えてみてください。
そして、これからも連絡を取りたい人とは、連絡方法を確認しておきましょう。
数年後、その友人の国を訪ねる日が来るかもしれません。
あるいは、その友人が日本へ遊びに来るかもしれません。
留学が終わっても、友情まで終わる必要はありません。
5.お世話になった人へ「ありがとう」を伝える
ホストファミリー。
先生。
学校のスタッフ。
友人。
現地で助けてくれた人。
留学生活を振り返ると、たくさんの人に支えてもらったことに気づくでしょう。
英語がわからなかったとき、助けてもらった。
道を教えてもらった。
悩んでいるとき、話を聞いてもらった。
食事を作ってもらった。
そんな人たちへ、ぜひ感謝を伝えてください。
難しい英語は必要ありません。
「Thank you.」
その一言でも、気持ちは伝わります。
できれば、
「何がうれしかったのか」
を一言加えると、より気持ちが伝わるでしょう。
6.帰国後の自分を考え始める
留学が終わることばかり考えていると、帰国後のことを忘れてしまう場合があります。
しかし、本当に大切なのはここからです。
学生なら、進学。
社会人なら、復職や転職。
英語資格への挑戦。
次の留学。
海外との仕事。
帰国後に何をするのかによって、残り3か月の使い方も変わります。
例えば、
「帰国後、英語を使う仕事に挑戦したい。」
のであれば、留学中に経験したことを整理しておく。
「英語資格に挑戦したい。」
のであれば、現在の英語力を確認して学習を続ける。
留学は帰国日で終わるものではありません。
帰国後にどう生かすかまで考えて、初めて次のステージが始まります。
7.留学中の自分を記録しておく
ぜひおすすめしたいのが、「今の気持ち」を残しておくことです。
写真だけではありません。
文章でも残してください。
初めて海外へ来たとき、何が怖かったのか。
一番うれしかったことは何だったのか。
一番悔しかったことは何だったのか。
誰と出会ったのか。
自分はどう変わったのか。
そして、
「この留学で学んだ一番大切なことは何か。」
を書いてみてください。
数年後に読み返すと、その文章は大切な財産になっているかもしれません。
帰国前になると「もっと英語を勉強すればよかった」と思う
帰国が近づくと、不思議なことが起こります。
最初は、
「授業が大変だな。」
と思っていたのに、
「もっと英語を勉強しておけばよかった。」
と思うようになる。
最初は、
「日本へ帰りたい。」
と思っていたのに、
「もう少しここにいたい。」
と思うようになる。
それは、留学先が自分にとって特別な場所になった証拠なのかもしれません。
帰国までの3か月は「留学の仕上げ」
私は、留学最後の数か月はとても大切な時間だと思っています。
なぜなら、最初の頃とは違う自分がそこにいるからです。
英語にも慣れた。
街にも慣れた。
友達もできた。
一人で行動できるようになった。
つまり、
留学生活を一番楽しめる準備が整った頃
とも言えるのです。
だからこそ、最後の数か月を「帰国を待つ時間」にしないでください。
むしろ、
「ここからもう一度、新しいことをやってみよう。」
そんな気持ちで過ごしてほしいと思います。
最後に|帰国するとき、何をスーツケースに入れますか?
留学が終われば、荷物をまとめる日が来ます。
洋服。
お土産。
教科書。
写真。
思い出の品。
でも、日本へ持って帰るものは、それだけではありません。
英語で話した経験。
一人で海外生活をした自信。
世界中から来た友達。
失敗した経験。
助けてもらった経験。
自分で問題を解決した経験。
そして、
「自分は海外でも生活できた。」
という自信。
それらは、スーツケースには入りません。
でも、これからの人生の中で、ずっと自分と一緒に残っていくものです。
帰国まであと3か月。
まだ終わりではありません。
今日から何をするかによって、留学の最後のページは変わります。
「もっとやっておけばよかった。」
を一つでも減らせるように、残された時間を大切に過ごしてください。
そして帰国の日、
「この留学に挑戦して良かった。」
そう思える自分で飛行機に乗ってほしいと思います。
次回予告
次回は、
「帰国まであと1か月|留学生が最後にやっておきたい10のこと」
についてお話しします。
お世話になった人への感謝。
友人との別れ。
荷物の整理。
学校関係の確認。
そして、帰国後の生活への準備。
「まだ時間がある」と思っていると、最後の1か月は驚くほど早く過ぎていきます。
後悔のない帰国を迎えるために、最後の30日をどう過ごすか、一緒に考えていきましょう。