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ファッション・アート・音楽、文化的な価値を

徳島の片田舎でのんびり暮らしていた中学時代。両親に無理やり送り出さる形で経験した、たった10日のアメリカへのホームステイで、部活動で熱中していたバスケットを通じ、単なるスポーツではなく、フッション・アート・音楽のミックスされたカルチャーを体験したのが原体験となる。

高校時代には、自分にはファッションに関わる仕事しかないと決意し、大学進学を機に、地元徳島から神戸へ。音楽とファッションとアートにまみれた4年間を突っ走る。

大学卒業の1999年より希望していた大手セレクトショップ「ビームス」に入社。勤務した12年で、店頭販売・店舗マネジメント・商品企画提案・イベント企画運営・新店立ち上げ・人材育成立など、店舗運営に関わる業務を網羅。

新しいものを真っ先に知れて、世の中に紹介できる環境は楽しかったが、あるグラフィティライターに「いつまでカウズなんですか。次は俺らでしょ」と言われ、新しいと思っていた「もの」を選ぶ立場から、新しい才能を世間につなぐ「もの・ことづくり」を指針にする。

そんなファッション的な視点を他の業界でも活かしたいと思っていたタイミングに、地元徳島で農業生産法人を経営していた父親が倒れたこともあり、2011年からは、その農業生産法人 有限会社ミカモフレテックの経営に参画。新ブランドの立ち上げを手始めに、農業設備や資材の販売から農産品の生産/流通/販売まで行い、業績を改善させたのち、2015年に東京の事業者に承継。

歴史的建造物の活用を打診されたことから、農業生産法人の経営の傍ら、2013年に株式会社ヴィレッジズを立ち上げ、徳島県にて雑貨と喫茶の店舗運営を2018年まで5年間運営しつつ、その店舗をモデルに、有休資産利活用/店舗の立ち上げ・運営・人材のコンサルティングを中心に、事業戦略プランニング、運営・人材マネジメント、起業促進事業、イベントの企画運営サポートを行う。

クライアントは、事業者のほか、物件所有者、行政、大学、新聞社など。

エリアマネジメントと新しい概念シェアリングエコノミーを掛け合わせ、共遊別荘のサブスクリプションサービス「ハンモサーフィン」を運営する一般社団法人Hammosurfingを立ち上げ、2015年6月より2018年秋まで理事を務め、共遊別荘のサブスクリプションサービスを柱に、有休資産を活用した宿泊施設の整備と運営、行政や企業向けの研修やワークショップを行う。

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▼メディア

月刊Wedge連載「地域再生のキーワード」

など