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量販店~藤本銀河

量販店とは、ダイエー、イトーヨーカ堂、西友などをはじめとする、大量販売をするスーパーマーケットのことで、そこでは食料品、衣料品、日常雑貨など、生活必需品のすべてが総合的に品揃えされている。

当然、商品は大量に仕入れられ、安く販売されている。

イメージを売るというより、多くの人に好まれるものを、少しでも安く提供することで、量販店の存在が決まる。

低価格販売を徹底するために、彼らはあらゆるものの無駄をなくしている。

また、より安い商品を提供するために、素材の調達から商品の企画を自ら行い、直接、産地に発注し、商品作りをしているところもある。

メーカーや複雑な流通を通すことなく、大量に製造し、販売することで安くできるのである。

近頃ではこの傾向がより一層強まり、人件費の安い、中国、インド、タイ、シンガポール、ベトナムなどでさまざまなものを作らせている量販店が増えてきている。

量販店には、衣料品の比率の高い店と食料品の比率の高い店がある。

また、1人ひとりの買い手に販売員がついて接客することはなく、それぞれの買い手の自由にまかせる、セルフサービス方式をとっている店がほとんどである。

大きな量販店は全国展開をし、中央で一括仕入れをしている。

また最近は、大手量販店などでもターゲットを絞り、イメージを打ち出した商品作りもしている。

販売方法もその商品のインショップを作り、平場(普通の売場)と差別化している。

このような商品作りをしている量販店には企画室があり、リサーチにもとづき、デザイナーが商品企画やデザインをして、ターゲットに合った服を作っている。


藤本銀河

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