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想いは多くなればなるほど重たくなる

弊社の冬期賞与は16日金曜日です。私は、賞与を支給する際、必ず何かメッセージを伝えようと思っています。企業活動を振り返り、今後の向かうべき方向性を示し、会社としてのPDCAサイクルを回し続けるには、定期的に、スタッフ全員へのメッセージが必要だと思います。

 一般に、会社トップが賞与のメッセージを伝えようとすると、口頭かEmailです。かつて、弊社も賞与の支給は日常業務の作業を10〜15分止めて、現会長からのお話がありました。でも、口頭でメッセージを伝えられるのは、10人前後くらいの組織。現在の弊社は拠点が3つ、人数は約40人、そして在宅勤務者も存在する。全従業員が集まり、私が直接口頭でメッセージを伝えられる機会は、ほとんどありません。
 ということで、私は、賞与のメッセージを社内SNSの「チャットワーク」で伝えていました。今回の冬期賞与も、いつもと同じようにメッセージを書いていたのですが、書き終えた時にふと疑問を感じました。

「長い・・・、これ、みんな読む? 伝わる???」

経営者というのは、どうしても想いが多くなります。

現在の会社財政状況は○○だ、これからの時代は○○だ、〇〇さんの活動をみんなに知ってもらいたい、・・etc

でも、最近思うんです。

想いは多くなればなるほど重たくなる。

筋が通った考え方や、正論は大事なこと。でも共感がなければ意味がない。就業規則、働き方改革、人事制度などは、外科手術的な治療。病気にならないための日頃の体質改善が必要です。現場にルールが浸透し、異なる部署やスタッフ同士のコミュニケーションと関わり方など「人間的側面」と「協働」に対する意識が重要。つまり、ハートが大事です(笑)

どうしたら自分のメッセージが重たすぎず、わかりやすくみんなに伝わるだろうか、と考えた結果、動画にしました。BGMは自分の好きな音楽、メッセージは一言メッセージで短く、写真やイラストを使って約3分でまとめました。今はiMovieでサクッと作れるから便利な時代です。ちなみにBGMはカーリージラフです。


想いは多くなればなるほど重たくなる。

増えれば増えるほど価値が上がる足し算発想はもっともっとで苦しくなる。
これからの時代は、引き算発想でしょうか。

手放せば手放すほど明るく軽くなる、
他人を許せば許すほど明るくなる、
執着を手放せば手放すほど軽くなる、

足し算と引き算のバランスが大事ですね。

WEB明細と社労士の賞与に対するお仕事

WEB明細が浸透しつつある今、賞与をWEB明細で配信すると、経営者は

「なんかあっけない・・・これでいいのだろうか」

と感じる人が多いと思う。でも

給与明細に戻したり現金で支給するのは労力を要する・・・
メッセージは伝えたい・・・

賞与の渡し方は悩みます。このような悩みを抱えている経営者にアドバイスできるのは社労士です。

社労士は賞与支払届を提出するだけがお仕事ではない。
賞与の査定方法を提案するだけがお仕事ではない。
経営者の賞与に対する本質的な悩みを理解し、賞与の渡し方相談もサポートできる業界でありたい。