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家庭内留学に行ってきます。

 私は、男性の育児休業について、まずは男性のボス、上司が実際に育児休業を取得しなければ、普及は難しい、と思っています。ボスや上司が、現代の子育て事情を把握し、育児や家事に時間を割くことへの理解が重要です。この理解がなければ、男性従業員は安心して育児休業制度を利用できません。また、最近の男性は、育児や家事の大変さをそれなりに理解しています。

家にいるよりも仕事をしていた方がいい。

このように考えている男性は多いと思います。ボスや上司がワークライフバランスを意識し、仕事も家庭も楽しみ、笑顔が多いボスでなければいけませんね。

とはいえ、社長の育児休業はなかなか難しいのも事実です。一般に、女性従業員が妊娠して育児休業する場合、まず、

代替要員をどうするか?

です。これは社長の場合も、女性従業員と同様、社長の代替要員が必要です。中小零細企業の社長は、各部門の部長的存在であり、総務的な業務も多く、多くのことを同時進行で進めなければなりません。マネジメント的な能力が強く求められる社長業は、簡単には代替要員を確保できません。

従業員が主体的に活動し、協働的な関係性の組織でなければ、社長の育児休業は難しいです。でも1ヶ月ボスが不在なだけで、社内で色々な問題が発生し、組織として成り立たなくなってしまうのでは、社長失格であり、社労士失格だと感じます。

 正直、育児休業について色々不安を感じていますが、楽しみな思いもあります。最近、

発想の転換、仕事のアイデアやひらめきなどの要素は、効率を重視すると失われ、スポーツ、遊び、芸術、育児や家族に触れると発揮されるのでは?

と感じるようになりました。

「仕事にプライベートを持ち込むな」はもう古い。
育児はビジネススクールであり、育児休業は家庭内留学!!

行ってきまぁ〜す!