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2018年、あけましておめでとうございます。

 昨年末、ホラクラシーという言葉に出会いました。いわゆるピラミット型の階層制を主とする「ヒエラルキー」に対して「ホラクラシー」は階級や役職の上下関係が一切存在しない組織体制。意思決定の権限も組織全体に分散され、フラットな構成であるのが特徴です。私は、この「ホラクラシー」の存在を知った時、スタートアップ企業や超優秀な人材が集まらないと難しいだろうな・・・と感じました。自分のチームや自分個人の評価を高めたいがために、知識・ノウハウが共有されず、「ホラクラシー」スタイルでは個業化が進む。というのが私の見解です。

日本は「助け合い」の職場文化が強いです。職場の誰かが困っていたら、他の誰かが助けるのを当然視します。多くの会社が、論理や数値ではなく「目に見えない何か」を信じることで、会社も従業員も心身ともに成長し続けると感じている人が多いと思います。

かつて、成果主義が流行したものの、多くの企業が失敗に終わった時代がありました。ホラクラシーはこの成果主義の失敗事例とリンクする・・・というのが率直な感想でした。

しかし、最近「ホラクラシー」の考え方が変わってきました。

労働人口は減少し続けます。フリーランスの活用や、外国人や高齢者の雇用は必須です。国の労働政策を定める基本法の雇用対策法が「労働生産性の向上」や「多様な就業形態の普及」のキーワードが入って法改正される噂も聞きます。厚労省の「働き方の未来2035」の資料を見ると、30年後の働き方は現在の価値観とは大きく変わり、ホラクラシーの考え方の方がマッチしている可能性が高いです。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000133449.pdf

それゆえに「ホラクラシー」は今後注目すべきだと思います。
今は「ヒエラルキー」と「ホラクラシー」の両立が大事だと思っています。多分、今年以降「ホラクラシー」の働き方に対応できる人事制度がチラホラと出てくるのでは・・・時代に合わせて色々動いていかなければいけませんね。

2018年はセルズAPI対応元年です。

 2018年4〜6月ごろにAPIの電子申請に対応します。セルズの一括申請は、台帳システム内から電子申請の進捗や公文書の取得が可能です。一括申請のスタイルでも、API申請と同等のサービスを提供可能だったため、対応を見送っていました。今後、eGovサイトでは一括申請の新規申し込みが終了する方針とのことで、API申請への対応を決めました。ただ行政に申請するだけでなく、セルズドライブのクラウド機能も利用して、複数の企業からアウトソースで受託する社労士事務所の実務に着眼した電子申請機能を目指します。
ご期待ください。