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附表が大事。

 私は、社労士事務所の算定基礎届の業務について、総括表や附表の作成が最も重要なフェーズだと思っています。4〜6月の平均値集計は、業務ソフトが集計してくれます。届出も電子申請すれば役所に行く必要もありません。4〜6月の平均値集計作業は、毎年同じ作業。以下のようなチェックリストを作っておくのがポイントだと思います。

附表のココを記載するとき、いつも悩みませんか?

給与計算受託の顧問先は、雇用保険、社会保険未加入者のデータも揃っているので、難しくありません。でも給与計算を受託していない顧問先は、従業員データが揃っていません。未加入者の所定労働時間や生年月日は、顧問先にヒアリングしなければ把握できないので「うっ・・・」と思います。
この問題、皆さんどうしていますか?一旦暫定的に作成して、顧問先にチェックしてもらっていますか?色々やり方はあると思いますが、できるだけ早い段階で顧問先からヒアリングすることが重要だと思います。


ヒアリングシートでヒアリング→社保加入の指導

私たちの事務所は、数年前から社保未加入者のデータを把握するためのヒアリングシートを用意し、ヒアリングしています。

これは台帳をカスタムして作成しています。現状の台帳でも、附表の画面から作成できますが、私たちが利用しているカスタムされている台帳は、全顧問先のデータを1つのDBに格納し、顧問先を選択するだけで、算定調査があった場合の対策資料が作成でき、総括表、附表を作成が素早く作成できます。台帳をリニューアルした際は、このスタイルの処理機能で開発を進めます。

でも大事なことは、附表を作成する作業ではなく、作成した後ですね。社保加入の指導は、未加入者のAs isを把握しなければ指導できません。社労士事務所にとって、社会保険未加入者のAs isは、とても重要な作業だと思います。


社労士事務所の6、7月はなぜ忙しいのか。

一般に、社労士事務所の6月、7月は業務が集中し、繁忙期です。ちょっと頭の中を整理するためにどのような業務があるのかリストアップしてみます。

・労働保険
・算定基礎
・算定基礎調査
・高年齢者の報告
・障害者の報告
・高卒求人
・住民税入力
・協会けんぽの被扶養者資格の確認

これだけあれば忙しいのは仕方ないですね。算定総括表や附表の作成フェーズに時間を取られている場合ではないですね。やっぱり勝負は4月〜6月の準備だと思います。