デザイナーとしてプロダクトにフルコミットしたかった
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昔のこと
幼少の頃から、絵を描くのが大好きでした。
絵画コンクールに出展するとたいてい入賞していたので、「将来は絵で生計を立てよう」と子供心ながら、思っていました。
高校を卒業してからは、デザイン系の専門学校へ進学。
入学後は「絵を描くこと」よりも「デザイン設計」に興味が移りつつありました。
大工をしている親戚が多かったこともあり、「設計する行為」に自然にシフトチェンジして行ったのだと思います。
専門学校卒業後は、地元である青森の建築会社に就職。
デザインとは全く関係のない、CAD業務を仕事としていました。
ウェブサイトを作り始めたのはちょうどその頃。
「個人でホームページを作ること」が、ちょうどブームになり始めた頃だったと思います。
趣味でイラストはずっと描いていたため、それらを作品紹介する場として、ウェブサイト作りをしていきました。 どうしたらアクセス数が伸びるか、興味が引くコンテンツはどういうものがいいか、見せ方はどうしたらいいか、などなど、独学で勉強していきました。 専門学校で学んだことがその時初めて活かせた気がしました。
そこから、ウェブサイト作りに興味が移っていくまで、時間はそんなにかかりませんでした。
仕事としてやっていきたいと考えるようになり、再上京。
それから紆余曲折あり、デザイナーとして採用されました。
その後、ほぼ10年、東京で働いていました。
ウェブ受託制作会社、ウェブサービス、モバイルコンテンツサービスなどなど、様々な業種でデザインをしてきました。
その間、ウェブ制作の技術はめまぐるしく移り変わっていき、それらを吸収しようと様々な勉強会やコミュニティに行くようになりました。 交流していく中で、ウェブで何をしていきたいのか、と考えるようになりました。その一方で、ウェブ以外のデザインもやりたいと思うようになりました。
ちょうどその頃、Androidアプリのデザインに関わることも多数ありました。
そんなタイミングで、 しばしのお休み期間を迎えることになりました。
仕事復帰してからのビフォーアフター
こどもの保育園入園を機に、個人事業主としてデザイナー復帰することになりました。
ただ、それまでの3年間、ほぼデザインと関わることなく生活していたため、不安した。
具体的には、以下3点の不安がありました。
- 地方でデザインの仕事ができるのか
- ブランクが拭いきれるのか
- 今後どうしていくのか
でも、こう思い直すことにしたのです。
3年間のブランクは「学び直し」と「リセット」の良いタイミングだ、と。
そう思ったら、一気にラクになりました。
会社員に戻ったきっかけ
デザインの幅を広げるために、マーケティングと深く接したかったためです。
そう思ったきっかけは、アプリ制作会社での業務でした。
作るだけではなく、使っていただくための施策を考え実行する機会が一気に増えたからです。
アプリはユーザーに使っていただかないと、評価のステージにも立てません。
そして、使い続けていただけないと売上にもつながりません。
そういった施策を考えデザインしているうちに、自社プロダクトにもっと近い立場でいた方がいいと気づきました。
その矢先に、Kairos3というプロダクトに出会ったのです。
マーケティングオートメーションというワードは、Webイベントなどで聞いたことがありましたし、マーケティング領域はデザイナーとしての幅を広げる上でも魅力に感じました。
カイロスマーケティングで今していること
「Kairos3」をさらに多くの方々に使っていただく・広めるためのデザイン施策を行っています。
その中で大事にしていることは、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」という3つの目を使いわけること。 ひとつの目だけにこだわっていたら、見えなくなるものがありますしね。
自分がデザインする上で大事にしていることは以下の3つです。
- アイディアはメモする。忘れたアイディアは忘れる勇気を持つ。
- まずは紙ベースでアイディアを固める。
- アイディアをカタチにして、他者のアイディアをもらう。
- デザイン以外のことにも目を向ける。
- 没頭しすぎない。
これらを踏まえた上で、日々デザインを行っています。
そして、これから
こどもも成長し、手が離れやすくなってきました。
こども自身の未来を一緒に考えることも多くなり、働き方・住む場所・興味あることなど聞かれることも多くなりました。
住む場所がどこであれ、デザインは社会生活において必要なものだと思っています。
広くデザインの力を浸透していきたいです。