デートに着ていく服がない
(これは個人のnoteに記した2025年、年初エッセイからの転載です)
あけましておめでとうございます。
新年早々軽井沢に引きこもり、温泉に浸かりながらあれこれ考えています。
デートに着ていく服がない
12月、丸の内にワインを飲みにいくイベントがあった。
ワインバーだしなぁ、お店の雰囲気や時期を考えてもちょっとフォーマル目にしたいよな。とりあえず襟付きのシャツをクローゼットから…あれ、ちょうどいい感じのシャツがない。売っちゃったっけ?なんかどれ着てもしっくりこない。
服自体は結構持ってるけど、姿見の前に立ってみると上下でちぐはぐというか、いまいちオシャレじゃない。
そういえば服を買うとき、ブランドや実用性重視で選んでトータルコーディネートをあんまし考えてこなかったかもな。
木を見て森を見ずとはこのことか。
と、こんなことに気付いたのはお出かけ前夜。
木を見て森を見ずは仕事にも
これは2024年の振り返り、そして2025年の意気込み記事です。
年末年始の時間が取れるタイミングでゆっくり考えたことを、今年なにかに迷ったときに自分が読み返す用。
気付けば私の会社も6期目に突入。
周囲の人々のおかげで充実した日々を過ごせているが、自分の中で閉塞感のようなものがここ2年ぐらい漂っていた。
正直業績は上がり続けているし、関わる仕事の規模も大きくなっている。
それなのに何故…ということを考えていたところで、先の「服がない」事件が起きた。あ、これ仕事も同じだ。
「コンサバな上場企業でサブカルエンタメを作る」というちょっと変わったキャリアにより培った、事務手続きとエンタメ企画のスキルを掛け合わせて「堅い仕事を堅いままやわらかくする」能力が自分のウリであり、周りの人たちが評価してくれるポイントだった。
それが最近は「堅い仕事を堅いままうまいこと回す」ことが多くなっている。
持っているスキルを稼ぐ方向に倒すとこの働き方がベストなのだが、個性を活かさないまま仕事に取り組んでいるとクリエイティビティというのは鈍ってくるもので、気付けば事業にしろ企画にしろ趣味の音楽にしろワクワクするイメージがあまり湧かなくなっていた。
目の前のタスクという木に集中したことにより、森の設計に気が及ばなくなっていたらしい。確かに閉塞感を感じるのも無理はない。
ちなみに、MBTI診断をすると100回やって100回ENFJと出る。
ENFJは全体像を掴みながらあれこれ考えたいタイプなんです。
ENFJはどんな性格?強みや弱み、恋愛観まで徹底解説しました! ENFJ(主人公)の性格について、強みや弱み、恋愛観などの側面から徹底的に解説しています。 16match.co.jp
(上記、ほぼ俺の取説)
でも、木を集めておいて良いこともあった。
服の話に戻るが、トータルコーディネートの視点が抜けていたのであって個々のアイテムはそんなに悪くないのである。
全体設計の視点を入れた上で姿見の前でファッションショーをしてみると、ここ数シーズン着ていなかったアウターが、これまた引き出しの奥に眠っていたボトムスとの組み合わせで大復活を遂げたりした。
これは仕事でも同じことが言える。
イノベーションというものは、未知の先端技術などではなく既存・既知の組み合わせから起こるものだ。
ここ数年向き合っていた木も、他の木との組み合わせで素敵な森になる可能性を秘めている。
そういえば最近自分の持っている仕事と仕事をくっつけて新しいプロジェクトを産んでなかったな。やるか。
また服の話に戻るが、特に全体像も無いままパラブーツやEMMETIのジャケット買ってたあの頃の自分ナイスなのである。
俺の閉塞感に引き換えホテルビュッフェってワクワクしますよね。
山だけどカニ。
2025年1月現在の立ち位置
自分の好みとしてもスキルとしても、売上の拡大や新規投資より節約や現存リソースの有効活用が得意だ。
スーパーで買い物する際も、あらかじめ献立を決めるより安くなっている食材から逆算して料理を決めることが多い。冷蔵庫の中身活用も好き。
節約は得意だけど、いいお金の使い方をするのは苦手。
これも尺度を人生全体まで広げると「木を見て森を見ず」に近い話かもしれない。節約する目的そこまでないのに節約しちゃってるんだもの。
これは特に今年の新NISA戦略を決めるときに感じた。無理に生活費削ってるわけじゃないけどこんなに積み立てて将来何がしたいの。一日何回マネフォで資産総額チェックしてるんだ、そんなに早く老いたいんかという。
2025年は「自分の好きを再確認」するのが目標
今回、洋服をきっかけに自分の「好き」を再確認するフェーズに踏み込めそうだ。
3年と少しのサラリーマン生活のみで独立したこともあり、多くの人が社会人生活で経験するあれこれを経ずに31歳になった。ビジネス面は全力で駆け抜けたが社会人としての経験分野がピーキーすぎる。
なのでオシャレだったりアクティビティだったり、今年はお金をかけてでも一般的な社会人経験を積んでいこうと思います。トータルコーディネートの話なんてみんな学生時代に通るもんだよな。音楽とジェフの応援ばかりやっていた。
手始めにami parisの季節限定カラーのトレーナーを買った。超かわいい。
今回はちゃんと合わせるボトムスもスニーカーも決めた上で買った。
そういえば私の会社の名前は「ライクズ」である。コンテンツに集う人々それぞれの好きの形を否定しないプロジェクトを作るという思いでLike+複数形のSを付けた。お客さんより前にまず自分の好きの形を定義しなければ。
…って4年前に受けたインタビューでは語れてるんだよな。
やっぱり定期的な振り返りは大切だ。当時から今年のYoshiのインタビューと似たようなこと言ってますね。
どこかのタイミングで「こんなにお金使うより節約しなきゃ!」となることもあるだろうし、その先でまた節約つまらん!となることもあると思う。
どちらもその時の自分の意思なので、その時の人生フェーズと気分でうまいこと楽しみたい。
そして今は「森」だと思っているものが、歳を重ねるごとに「木」に見えてくるような人生を送れたら素敵だと思う。
もっと言うと枝葉の先までこだわり切れる森職人だと尚よい。
事象を構造化するのが好きな人間なので、こんな記事を書くということは服の話以外にも具体的事象があったということだ。
でもnoteにしたためるには小っ恥ずかしい内容になるのでこの記事を面白いと感じてくださった方は飲みにでも行きましょう。
年始のご挨拶がてら他の人から「受託はいつも攻めすぎと迎合しすぎの狭間で迷う」というメッセが来た。100%同意である。みんな迷うよね。
ちょうど軽井沢にいるので、アウトレットでいい感じの襟付きのシャツを買って帰ろうと思います。
2025年も楽しい一年にしましょうね。WIN BY ALL。
お宿の廊下が素敵でした。今年も旅多き一年になりますように。