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コンサルタントのイメージ

経営の問題と理想を比べ軌道修正する“医者”の役割だけではなく、顧客にとって困難な案件を“アウトソースする場所”、そして企業価値を高める事が私の抱くコンサルタントのイメージです。また、コンサルタントに必要な物は「自分がどうやったら経営者に貢献できる存在になれるかを自問自答し、行動し続ける事」だと考えます。私は米国で起業家向けプログラムに参加し、密にベンチャーキャピタリストの方とお話しする機会がありました。彼は仕事柄コンサルの割合が多く、毎日が産業と市場の情報収集であったり、社長と何回も会合しお互いの理解を深め、信頼関係の構築に重点を置いていました。私自身相談した事もあり、単に一方的に答えを出すのではなく、最初から最後まで心から顧客と付き合う人間力を感じました。そして、コンサルタントが直面してる問題は企業が悩み続けている問題であり、彼らの専門外の問題でもあるので、コンサルタントが医者の役割を果たす点で専門性を深める事は不可欠であると考えます。次に“アウトソースする場所”については前述した通り人間力が必要だと考えます。理解や方向性の相違が現れれば、真に顧客の目指す目標が湾曲されてしまい貢献を最大化できないからです。そして最後に企業価値を高める為に、社会や地域が推進している活動の中での企業の役割をはっきりさせ協働させる事だと考えます。その為には新しいアイデアと視点が不可欠であると考えます。

私が最も重要視する点は、将来、起業家を資格化し、日本の起業率を上げる為に業種横断的に研究ができる事、また若い起業家達のコンサルタントになる為に、私が若い頃から他分野企業の意思決定に携われる事だと考えます。なぜなら他企業の意思決定に携わる事で、起業家の必須スキルである、説得力ある話し方の実践や短い間での生産性の最大化等、私が他分野企業との交流を持つ事で幅広い知見を獲得し活用でき、尚且つ、若い起業家達にもこれらのスキルや意思決定のノウハウ、企業との繋がりを提供し起業家意識を高める事ができると考えるからです。これに加えて、企業が抱える課題とその経緯を聞くことで効率よく様々なビジネスプランを勉強、研究、共有できる他、企業が何を狙っているのかを予想する事で新しいマーケットやイノベーション誕生の機会だとも捉えています。この考えを持つようになったきっかけは、私は日本の教育は知識詰め込み型の教育であるが為に知識や技術を利用し新規ビジネスの発案事体が他国と比べて劣っていると考えていた事に加え、私が米国での起業家向けのプログラムに参加した時、現地の起業家に日本は技術ばかりで使いこなせていないと言われた事に起因します。このような事から、日本の起業率を上げる為には様々なアイデアの模索と新しいルールの策定をしていく必要がある為、業種横断的に研究をする事と他企業の意思決定に参加する事が重要であると考えます。

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