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あなたを残業から解放する「センターピン理論」

「Wantedly」をご覧になっているみなさん、こんにちは。NPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹です。第3回目からは、みなさんの「余暇を増やすため」に、実践的な仕事術について紹介していきたいと思います。


まず余暇の一番の大敵が「残業」です。はっきり言って、僕は残業なんて必要ないと思っていますし、フローレンスでも基本的に残業することを推奨していません。繁忙期を除けば、1日の平均残業時間はわずか15分ほどです。


このような働き方を僕は「残業レス」と呼んでいます。残業レスな働き方を会社全体に広めるために、まず僕自身が残業を止めました。残業をしなくてもうまく仕事が回るように、僕が工夫したことは「その日必ずやらなければいけない仕事」をリストアップすることでした。

みなさんも一度、自分の日々の業務を紙に書いて、リストアップしてみるとわかりますが、その日絶対にやらなければいけない仕事はそんなに多くありません。重要な仕事さえ終わらせてしませば、残りはちょっと手の空いたときに片付けられるものであったり、誰かに任せられるものであったり、〆切直前に一気に片付けられたりするものであったりする場合が多い。

残業をしないためにも、仕事は重要度の高いものさえ片付ければ、その日やるべきことはすべて完了したと考え方を変えてください。この仕事術を僕は「センターピン理論」と命名しました。ボーリングで真ん中にあるセンターピンを倒せばストライクになりやすいように、仕事でも重要度の高いものを片付ければ、残りの仕事もスムーズに片付けられるものなのです。

そういった仕事におけるメリハリの付け方や効率化を学べたのは、僕が「絶対に残業はしないぞ!」と決意したから。みなさんも残業ありきで仕事を終わらせようとするのではなく、残業をしなくても、うまく仕事が回るように試行錯誤してみてはいかがでしょうか。

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