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不言実行と有言実行

不言実行と有言実行

「不言実行:文句や理屈を言わずに、黙って為すべきことを実行すること」という言葉がありますが、要するに「ウダウダ言い訳せずに実行あるのみ!」ということです。
また、不言実行から派生した言葉で、「有言実行」があります。
こちらは「やります」と「言ったからには、本当に実行!」という意味です。

この2つは、実はまったく同じ意味をもちます。 
結局は、「やらない理由をウダウダ言わずに、約束したからには実行する」となるからです。
この「不言」と「有言」とありますが「言う」ことの対象が違います。

不言:「言い訳」「やれない理由」
有言:「約束」「行動予定」「コミットメント」

よって、下記のように定義できます。
不言実行の意味:「つべこべ言わず、やることをやる」
有言実行の意味:「宣言したことをきっちりやる」

昨今、アナログ世代とデジタル世代の行動の興し方のギャップを感じています。
デジタルネイティブは、まさにパソコンのボタンのように「実行」ボタンを押してみるものの、想定したより難しいという判断がおこったとき「esc」「delete」「off」ボタンを気軽に押すことを覚えてしまっているのでは、、、と感じます。

生徒・学生や社員が行動をおこすことを想定して「教える」時、そのような背景も考慮して行動特性やモチベーションの探求から行動変容へのステップをコーチング/ファシリテーションするとよいですね。
これ、教育の基本でもあるのかなーって思っています。
そして、主体的に行動する人を増やす、、 ために、教育に携わる人ができることって、知識注入一辺倒ではなく、観察&洞察し、見守り、適切な声がけをしていくこと。
昨日のnoteにアップしました、まはろばでのこどもたちが自由に動き、役割をみつけて助け合いながら友人をつくっていく様子。
主体性は、教えることではないですね。

行動を興すとは、パフォーマンスをあげること

行動を興すことをパフォーマンスをあげるともいいます。
ハイパフォーマンスをあげる人達の行動をアセスメント(評価/査定)し、行動基準を想定する企業もあります。
実際に、わたしは会社員時代このハイパフォーマーを育成する部署にいました。
ハイパフォーマーとは、車で例えると前の両輪を上手く操作して目的地まで辿り着けることが出来る人』と考えてみましょう。

車の前輪: 思考(左)&行為/行動(右)
車の後輪: 感情(左)&生理反応(右)

車の後輪をいくら動かしても前には進みません。
感情や生理反応を前輪の思考や興す行動でコントロールできることも良いパフォーマンスをあげる上で重要です。

ココロのイロを知って、感情をマネジメントする

上記のように、ハイパフォーマンスをあげるためにも、自身の感情、そして、その感情をおこしているカラダの生理反応にコンタクトできていることはとても大切です。
自身が陥りやすい感情の傾向と自身の思考パターンやスタイルをココロのイロを使って客観的に見ることが可能です。
どんなことに恐れ、欲求、嫌悪を感じるか。
どんなサイクルで自身の感情は変化するか。
そして、それは、対峙する相手にどのようにみえているか? 影響を与えているか?
ぜひ、ココロのイロを通して自分探求を楽しんでください。

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