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現在に至るまでの私について(2019年3月時点)

●誕生

私は熊本県牛深市(現・天草市)。海と山に囲まれた自然豊かな場所です。でも、4歳のころ親の転勤で東京に引っ越してきたので、熊本での記憶は全くありません。

●子供のころ

人見知りでしたが、活発で仕切りたがり屋でした。公園で好きな遊びはブランコ。足は遅かったので鬼ごっこや缶蹴りは嫌いでした。

中学校の入学時、部活に女子バスケットボール部が無くて(男子はあるのに!)納得できず校長先生に直談判したことがあります。念願叶って2年生のときに女子バスケ部が出来たのですが、入部3日目で辞めました。(私はいったい、何がしたかったんだろうと自問自答の日々・・・)

●思春期

高校生の頃、将来の夢をテーマに作文を書くことになり「私は夢がありません。」という書き出しで作文を書きました。その理由はちゃんとあって、夢をもたないのは『好きなこと』を仕事にしたくなくて、『向いていること』を仕事にしようと考えてたからです。先生は意外にも面白がって褒めてくれました。

大学生になったとき、「エントリーシート」というものに強い嫌悪感をもちました。「その他大勢」の仲間入りをしてしまう気がして、書いたら負けだと思っていました。ただの思春期なんですが、世の中の「普通はこういうものだから」に何も考えずに従うのが単純に嫌でした。そして私はエントリーシートを書くことはなく、就職しないで結婚して主婦になり、母になりました。

●社会人としてのスタート

色々あって離婚して、私は初めて「社会人」になりました。社会人になれば自然と、向いている仕事が見つかるものだと思っていました。最初に正社員として働いた会社では一般事務で、このときの上司に「あなたは細かい作業も得意だし、入力ミスも無いから、この仕事が向いてるよ。」と言ってもらいました。仕事は楽しかったし、褒められて嬉しかったけれど、『この仕事をずっとやるの?』という漠然とした不安がありました。

他にも向いてる仕事があるんじゃないかという期待と、手に職をつけたいという思いから、WEBデザイナーを目指しました。しかし、どうにも私にはセンスが無いようでした。それでもWEBの仕事は面白かったので、WEBディレクターとして働きたいと思い目指す方向を修正し、仕事を探しました。

WEB制作のアシスタントディレクターとして入社した会社は、案件数も多くてみんなバリバリ働いてるところでした。私はWEBディレクターになりたかったけれど、とにかく残業が必須という雰囲気。定時で帰るディレクターはいません。残業できない私は、やりたい仕事を諦める事にしました。

この問題に直面した時、解決策を考えるのではなく諦めることでしか前に進めないのは、本当に悲しいことだと思いました。会社の方針は、私が嘆願したところで変わりません。

●救いの手

そんな中、私の環境と想いの両方を理解してくれる人から、知り合いでWEBディレクターを募集している会社があって残業とか分からなけど話してみたら?というように声をかけてもらいました。私はすぐにその会社に伺って話をして、残業は自分でコントロールしてくれれば良いという感じで内定しました。実際にこの会社で約3年間働き、WEBディレクターとしての業務に加えて他にも色々なことにチャレンジさせていただきました。残業はゼロでは無いけど、少なかったです。

●私と仕事

私には「ここまで必死で走り続けてきました」というキャリアはありません。これまで自分のできる範囲の中から、やりたいことを探して働いてきました。正直に言ってしまえば、限られた範囲で出来る仕事を、自分で調整してきたという感じでもあります。

『育児と仕事を両立する』という表現ではなく、『子供との時間を犠牲にする働き方は嫌だけど、働くことは私の人生そのもの』という、なんだか矛盾したような分かりにくいのが、私の考え方です。制限がある分、思うように働けないこともありました。だけど、家族を養っている、大黒柱として家計を支えていることは私のアイデンティティでもあります。そして制限があるからこそ、私は『仕事を好きでいたい。楽しみたい。』と考えています。

たまに、もしも高校生の頃に夢をもって、大学生のころにエントリーシートを書いて、新卒で入社してたくさん働いてスキルを積んでいたら。そういう生き方を選んでいたら、と考えます。夢に向かって仕事をバリバリこなしてキャリアウーマンになっていたんだろうか。だけどきっと、『今の私』のほうが、働くことが好きだと思うのです。

●これからの私

これまで子供が小さかったこともあって、残業がほとんど無い働き方をしてきました。だけど、この春に子供は中学生。もう少し距離を置いてもいい時期かなと思います。

私は家族に相談して、『残業してもいっぱい働いて、やりたい仕事をする!』(←健康に十分に気を付ける前提で)ということになりました。これからは子供にカッコイイと思われるような、そんな働き方をしていきたいと思っています。

これからのキャリアではこれまでの何倍もスキルアップしていく予定です。こわいくらい、やる気があふれてます。ということで、よろしくお願いします!