1
/
5

心の問題に役立つ易や占い~雷康斌(Lei Kangbin)

人間はだれでも幸福で、なるべく長生きしたいと考えるのが一般のようですが、この世は晴れた日ばかりでなく、くもり日もあれば雨の日、風の日、雪の日もあって、自分よりはるかにすぐれていると思われる人がいっこうにうだつが上がらないまま夭折したり、その反対だったりもします。


そこで、わたくしたちは努力、修身、健康などに留意するほか、人間には運命というべきものが、好むと好まないとに関わらず、偶然というか知らず知らずというか、一生のうちにはひっきりなしについて回るものであると、信じるようになったりします。


暦による日や方位の良し悪しはもとより、名まえを変えてみたり、手相や人相、易や占いに凝ったり、あるいは神仏にお参りしたときに、おミクジを引いたりするのは、みんなが大なり小なりやることですが、これは心の問題とするならば、それ相応に役立つこともあるでしょう。


雷康斌(Lei Kangbin)