人が足りない店舗に配属されて、最初にやったこと
人員が足りず、毎週のように他店舗からヘルプを呼んでいる店舗に配属されました。
一見回っているようで、実際は回っていない。
社員が中心になりすぎていて、スタッフはどこか“やらされている感”がある。
自分で判断できる人が育たず、結果として現場が回らない状態でした。
だから最初に変えたのは、「主役はスタッフ」という前提です。
お客様と関わるのはほとんどがアルバイトスタッフ。
だったら社員は前に出るのではなく、後ろで支える側に回る。
極端に言えば、「尻ぬぐいが仕事」くらいのスタンスに切り替えました。
そうすると自然と、職場や仕事に対して愛着や責任感が生まれていきました。
ただ働く場所ではなく、「ここでちゃんとやろう」と思える場所に変わっていった感覚。
実際に、少しずつ自分で判断して動くスタッフが増え、
任せられる人が増え、現場に余裕も生まれていきました。
最終的には、他店舗からヘルプを呼ぶ側だった状態から、
こちらがヘルプを出せる側になるまでに。
ただ、これを特別な施策で変えたという感覚はありません。
意識していたのは、あくまで日々の関わり方です。
当たり前の事ですがきちんと名前で呼ぶこと、
以前の会話を覚えておいて、何気なく話を振ること。
どんな内容でも一度受け止めて、否定から入らないこと。
小さな変化やできたことを見逃さずに拾って伝えること。
「ちゃんと見てもらえている」と感じてもらえるように、
意図的にコミュニケーションを取るようにしていました。
新しく入った新人スタッフには、時間を作って一人ひとりと話すこともし、
「ズレはないか」「困っていることはないか」を確認しながら、
その都度、承認や肯定に繋げていきました。
結果として、スタッフ同士でも同じような関わり方が広がり、
自分がいなくても回る状態に近づいていきました。
振り返ると、やったことはシンプルで、
「この職場を居場所にできるかどうか」を考え続けていただけだと思います。
そのためのコミュニケーションを疎かにしないこと。
それが結果として、現場の安定や働きやすさに繋がっていったんだと感じています。