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思い

 現在、日本社会は急速な少子高齢化に直面しています。同時に、社会保障制度の疲弊、各種産業における後継不足、地方の衰退・都市部への一極集中など、様々な課題が浮かび上がっています。  国外に目を向けると、隣国である中華人民共和国は経済発展を急速に遂げ、今や技術力の面においても日本を凌駕しつつあります。そして先の大戦以降、自由と民主主義を基調として共に繁栄の路を歩んできた米国は、その国力は相対的に下落するとの予測もあります。

 この様な状況を鑑みると、日本は内政・外交の両面で、世界有数の課題先進国になりつつあると言っても過言では無いでしょう。しかし、これからの日本を背負って立たなくてはならない若年層の政治的関心は決して高くありません。選挙制度や不祥事等に端を発する政治不信等々、その原因は容易に想像できます。ただ、政治的関心が低いことを正当化し、課題に立ち向かっていく姿勢を放棄することは、私達の世代の次の世代に対して、無責任であること他なりません。何より、私達が解決に取り組まなければ、課題は更に複雑・肥大化し、将来的な解決が不可能になる可能性すらあります。だからこそ、私達の世代が草莽崛起し、知性による、諸問題・課題の解決を何としても目指さなくてはいけないと考えています。

 私自身、先人達が築き上げてきた社会で様々な経験をし、様々な思いを持つようになりました。勿論、微力であることは間違いありませんが、様々な方向から一歩ずつ、「知性ある日本」を目指して行きたいと考えています。