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起業を決めても事業内容は決まっていない。

前回の記事にて「なぜ水産業で起業するのか?」について書きました。今回は「起業を決めたとはいえ何を事業にするのか?」について書いていきます。

私は水産業で起業すると決めたとはいえ、実際どのようなビジネスモデルでやっていくのか明確なものはなかったのです。

そこでシンプルに私たち一般消費者が魚を沢山食べるようになれば水産業は活性化するだろうと考えておりました。今から20年前、日本は世界で一番魚を消費する国であったことが私の脳裏にあり単純にエンドユーザーのマーケットを作れば水産業が活性化するだろうというのが見解でした。

私はエンドユーザーを獲得する上で、魚を今より食べて頂くには気軽に魚を食べる環境が必要だと考えました。そこで市場分析を行い、魚を食べる際のシチュエーションの数値を確認しました。リサーチした結果、家で食べる魚は減少し外食で食べる魚は増えているとい事が判明しました。

時代的背景では外食の魚消費が伸びているので、そこを取りに行くマーケットフィットこそ最適な事業であるという事は理解の上全く逆の事業を考えました。

結論、家で食べる魚の消費量を増やす環境を作れば水産業は活性化すると考えておりました。

私なりに考え抜いたビジネスモデルは「一般消費者向けの水産物定期購入Eコマース」でした。ただ単に1週間に一度魚が届くとかではなく、チルドなど湯煎で温める魚やメニュー一式が届き簡単調理がメニュー一式を届けるサービスです。

事業は決まりましたが、私自身が経験していない水産業やITという領域でどうやって事業をスタートさせるのか?

事業をスタートするにあたり、私のビジネスモデルの要素である0→1を作れる環境とメンターが必要だと考えました。

起業を決める前から「スタートアップ」という言葉に触れる事があり、
私が目指すコトやモノについて最短で実現するという認識を強く思っていました。

とはいえ広島にそのような接点と環境はあるのだろうかという思いはありましたが、
決めたらとにかく動く人間(勝手に自負しております)である私は徹底的に周りのネットワークや行政への問い合わせなどを繰り返し、ようやく「経洗塾」という自分がやりたい事業をゼロイチで考え事業計画書をつくるというプログラムに出会いました。

やっと私が望んでいた場所が見つかったと喜んでいました。
そして、経洗塾への参加を許可され1回目のメンタリングを受けました。
勿論ビジネスモデルは私なりに考え抜いた「一般消費者向けの水産物定期購入Eコマース」

株式会社ポータブル
板倉一智




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