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聴覚障害者が思うこと

先日こんな記事を読みました。

折々のことば:1783 鷲田清一:朝日新聞デジタル
人間のもつ多様な知的能力をすべて同時に開発することはできません。......どの部分を用いるかは文化によって異なります。 (クロード・レヴィ=ストロース)     ◇ 知覚や認識の能力のうち、人が使えるのは...
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14436634.html


私は聴覚障害で、幼い頃から情報を目で捉えてきました。

自分にとっては、耳が聞こえない分、目で情報を得ようとするのは当たり前のことでしたが、見たものを長く覚えていたり、読書のスピードが速いことは、普通の人よりも目が優れているからだと気づいたのは結構後になってからでした。

障害者は普通の人よりもできないことが如実にわかるため、社会から遠ざけられがちですが、そのできないことを補おうとして発達する他の機能があれば、なにか出来るのではと常々思っています。


タイトルの話ですが、昨今のCOVID-19の事情で人と関わることが極端に減る社会となりました。

聴覚障害者は電話ができない、または苦手と感じている人が多いです。

今、色々なところで人に接触しないよう、電話対応をしているところがたくさんあると思いますが、文字ベースでの問い合わせに対応したところは非常に少ないなと感じました。以前から思っていましたが、COVID-19の感染拡大により、そういったところが顕著に出たのではと思いました。

幸い私はまだなんとか電話ができる人ですが、全く聞こえない、電話が非常に難しい人はどうやって問い合わせをしたい時に問い合わせを行うんだろうかと思いました。


最近はITの進歩が著しくて、いろいろなことが変わっていきますが、こういったところはまだまだですね。


さて、アプリ開発続けるか…

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