1
/
5

学生時代頑張ったこと

私は体育会の硬式庭球部に所属し、100年続く歴史ある部活のトレーニング改革に力を注ぎました。

東大は関東大学テニスリーグに所属し、当時の部の目標はリーグ優勝を果たしリーグ昇格することでした。

私は大学からテニスをはじめました。60人いる部活内で初心者は3名しかおらず、中高からの経験者とわずか6人というレギュラーを争い日々切磋琢磨してきました。最高学年の時、レギュラーとして試合に出場できる可能性がほぼない状況の中でこのまま部活を終えてしまっては絶対に後悔すると思いました。

そこで自分が部に貢献できることを考え、中高野球部時代の経験からウエイトトレーニングを部に導入しようと考えました。というのも東大は他大の選手に比べ体が小さく、試合中力負けしてしまう場面が多かったのです。しかし部の経験者の間ではウエイトトレーニングは不要であるという考えが主流であり、部員からの理解を得ることに最も苦労しました。それでも私はこの改革は絶対に必要であると信じて、何とか理解を得る方法を考えました。

そこで、まずは外部のトレーナーコーチと交渉し部の専属トレーナーになっていただき、その方と一緒に講習会を開くことで部員にトレーニングの重要性を論理的に理解してもらい、疑問を解消してもらいました。また、部員の目的別にプログラムを3種類用意し、必要なものを選んでもらう形で納得してトレーニングに取り組んでもらいました。結果、4部優勝を果たしましたが入れ替え戦では惜敗してしまいました。しかしレギュラーからは力負けしなくなったと声をかけてもらい、少しは貢献できたと感じました。

また現在でも筋トレは続いており庭球部全体でみても大きく貢献することができたのではないかと考えています。この経験を通して、自分が絶対にやり抜くという強い信念を持って行動することの大切さと大変さを学びました。