Podcast「アワノトモキの読書の時間」 Work Teller ep48-3「モモ」(ミヒャエル・エンデ)/フィクションが描く「時間と聞くの知恵」
Podcast「アワノトモキの読書の時間」 Work Teller
ep48-3「モモ」(ミヒャエル・エンデ)/フィクションが描く「時間と聞くの知恵」
夜の街が少し静かになっていく時間、
移動の合間や家事の手をとめた瞬間に、
再生ボタンをそっと押す。
耳に届くのは、古い円形闘技場の廃墟と、
そこに住みついたひとりの少女モモの姿です。
ミヒャエル・エンデの『モモ』は、
時間どろぼうと少女モモとの対話を通して、
「時間」と「聞くこと」の意味を問いかける
児童文学の古典として読み継がれてきました。
日本では岩波書店から刊行され、
およそ半世紀のあいだ多くの読者に届いてきた作品でもあります。
今回のエピソードでは、その物語を手がかりに、
雑談が失われていく社会や、
消費社会・都市化・家族の変化といった背景に
静かに目を向けていきます。
時間泥棒のエピソードや子どもたちの空想遊びをたどりながら、
物語だからこそ届く批評のかたち、
フィクションが現実を映すやり方を、
アワノさんとホシノさんがゆっくりと言葉にしていきます。
同時に、モモが持っている「聞く力」についても深く考えます。
モモ自身はそれをスキルと思っていない。
ただ相手に時間を渡し、その場にいるだけ。
そのあり方が、現代の「傾聴」とは
少し違う響きをもたらしているのかもしれません。
途中でモモが迷ったり、弱さを見せたりする場面に、
大人の私たちがどんなふうに揺さぶられるのか。
研修や学びの場にもつながりうる視点を含みながら、
静かに余韻の残る読書の時間になっています。
書籍情報
モモ
ミヒャエル・エンデ
岩波書店
Apple Podcast
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/ep48-3-%E3%83%A2%E3%83%A2-%E3%83%9F%E3%83%92%E3%83%A3%E3%82%A8%E3%83%AB-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%87-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%8C%E6%8F%8F%E3%81%8F-%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A8%E8%81%9E%E3%81%8F%E3%81%AE%E7%9F%A5%E6%81%B5/id1591919996?i=1000739656104
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