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ゲノム編集のセツロテックの創業メンバー

2016年春、徳島大学の竹本、沢津橋らから新技術の事業化に関する相談があり、徳島を初めて訪問した。ゲノム編集技術の価値と大きな広がりを予感し、すぐに事業化に協力したいと思った。その際に、一つだけ出した条件は、この技術を研究者のためだけの技術に終わらせないつもりで一緒に取り組ませてほしいということだ。2019年の現時点でも、まだゲノム編集は研究者の研究を推進させるための技術であるが、私は人類全体がその価値を享受できるレベルの技術なので、この技術で新産業を作りましょうと提案した。その意見に対し、チームメンバーの合意が得られ、セツロテックの4人の創業メンバーの一人に加わった。