多様な環境で人と向き合ってきた——と言えば聞こえはいいかもしれませんが、根っこにあるのは「目の前の人と心を通わせ、お互いの世界を広げたい」というシンプルな好奇心です。先日、2年ぶりにタイを訪れました。
二年前に、13年ぶりに旅行でタイに来た際に参拝。その時はただ手を合わせることしかできなかったものの、「またここに来れますように」と誓っていた黄金仏寺(ワット・トライミット)への参拝は、今回の旅の一つの目的でした。
あれから二年、必死に日本でタイ語を勉強した成果もあり、お寺の作法を一人でもタイ語で教えてもらうようにしたり、お布施のお返しにプラクルアンを頂いて驚いたり。どんなに長く手を合わせていても、穏やかにいさせてくれるお寺の職員の方々とは、言葉を交わして、たくさん話もしました。「また来てね、待ってるからね」と言ってくれたお坊さんの笑顔。以前はカフェに入るのも緊張していましたが、今は違います。私は見た目が明らかに日本人だから、職員や店員さんは一瞬英語で話しかけてくれることもあります。でも、そこで私がはっきりと目を見てタイ語で話すと、相手は悟ったような顔で、尊重してタイ語で返してくれる。今回の旅行では、皆さんがそうしてくれました。
出会ったあの人も、みんなも、幸せになりますように。こわいことがありませんように。また会えますように。そんな祈りと温かい交流の中で、15年間で培ってきた私の対話力や異文化適応力は、国境を越えても通用するという手応えを感じました。日本で受験に携わってきたのは、日本の役に立ちたいと思ったから。それでも、もう自分の幸せも叶えながら、次のステージに行ってもいいのかなと考えるようになりました。現在はタイ語検定3級に向けて勉強中ですが、資格以上に、こうして心を通わせる現場での実務を大切にしたいと考えています。
今後はこれまでの「人と伴走する力」と「グローバルな視点」を活かし、タイや国際関係の分野で、プロジェクトの実行や架け橋となる仕事に挑戦していきます。現地で感じた「つながり」の温かさを胸に、また新たな一歩を踏み出します。