アイディアを思いついて、形にして1時間でリリース。
私は自分自身を「人に使ってもらえるもの」を創るのが得意な方だと考えています。
そのプロダクトを初めて見る人対しても「分かりやすい」、「使ってみたくなる」。
そんなものたちをこれまでたくさん生み出してきました。
2010年、世間ではTwitterが一般的には浸透し始めた時期でした。
当時は、ユーザー同士がTwitterを利用した面白い使い方が盛んに生み出されていました。
その中の1つに、#(ハッシュタグ)を利用したタイムライン上での交流イベントも行われていました。
しかしハッシュタグをつけたTwitterの投稿は、フォローしているユーザーにも見えてしまい、ハッシュタグをつけて連続して投稿してしまうと、不要な情報(ノイズ)になりがちという問題がありました。
そこで私は#投稿イベント専用のアカウントを作り、「フォロワーに投稿を見せたくないハッシュタグ付き投稿」の場合は、冒頭に@now_fesをつけて投稿してください。というルールをTwitter上のユーザーに呼びかけました。@(メンション)をつければ自分のフォロワーのタイムラインには表示されずに済むからです。
サービス名は、「お祭りのつぼ」。フォロワーに見せたくないツイートは壺が吸い取ってくれるようなイメージで名付けました。
Twitter上で、このサービスを始めたのが私で初めてだったため、瞬く間に@now_fesは広がり、何万ものユーザーに利用してもらうことができました。
Twitterユーザーだったアルバイト先の同級生には、「えっ、あれを作ったの宮澤さんだったんですか?」と言われました。自分の作ったものがこんなところにも届いていたのはとても嬉しかったです。
@now_fes お祭りのつぼは、その後、ハッシュタグイベントをまとめて一覧できるカレンダーサービスなども展開。当時在籍していた会社のエンジニアの力を借りてPHPで実装しました。
数年後、日本語ハッシュタグの登場とともに、@now_fesは終わりを迎えてしまうのですが、自分の思いつき一つでこんなにもたくさんの人に使ってもらえるという経験はとても貴重だったと思います。
これからもユーザーが使ってもらえるものを作り続けることがいちばんの幸せでありたいと思っています。