【コラム】着想から2週間で作り上げたタイパ&コスパ抜群のKindle本制作プロセス
着想からわずか2週間で一冊のKindle本をまとめることに成功しました。ちなみになぜに2週間だったかというと、娘の出産にともない、妻が2週間ほど泊りがけで世話に行っていたので、私は自宅でほとりぼっち。羽を伸ばすとかなくって、この間にKindle本作っちゃおうという目標を立てまして。もちろん、2週間丸っと、一日中取り組んでいたわけでなく、土日は私も娘の家に行っていましたし、平日は本業がありましたんで、夜、3時間くらい使いましたかね。なので実質10日間×3時間くらい。それでも総ページ数は85ページ、およそ4万文字、まあまあの文字数だと思います。なんで、そんなスピード感で実現できたのか。その秘密は生成AI活用にあります。
まずざっくりと、「こんな内容の本を、こんな話の流れで作りたい」と、簡単な企画めいたものを考えます。私の場合は、インタビュアーなので、これまで蓄積してきたインタビュー技術をテーマに、30~40代のビジネスパーソン、なかでもコンテンツ制作にかかわっている広報担当やマーケティング担当者の皆さんに刺さるような内容でまとめたいという明確なテーマがありました。
そこに生成AIライティングの話をスパイス的にちりばめたいと、そんな大雑把な内容にそって、構成=話の流れ的に、まずは昨今、インタビュースキルが求められる社会背景から入り、基本姿勢と技術、具体例をコラムで表現し、最終的に生成AIを活用して文章をまとめるところまで描こうと考え、それを箇条書きにしてGoogleジェミニにぶち込みます。
すると、構成案のたたき台が出力されるので、そこに、“あーでもない、こーでもない”を差し込んで、暫定構成を決めたら、これまで書き溜めてきたSNSの文章とか、noteやらコラム記事やら雑文やらを、「この章に、この文章を使いたい」とプロンプトをぶち込んで、いったんGoogleジェミニに本文を書かせてみます。
まあ、Googleジェミニ君は、実に当たり障りない文章を提案してくるので、やっぱり“あーでもない、こーでもない”と言って(“あーでもない、こーでもない”言ってもジェミニ君はふてくされないので大丈夫・笑)、どんどん自分好みの文体にしていきます。思い付きレベルでどんどん、「この章にこんな話を入れて!」って投げているうちに、いい感じの本文ができあがります。
さらに、本文を作り進みながら、章の順番を入れ替えたり、章を増やしたりなど、構成を練り直しつつ、最終的に全体を見直して完成。なんども出力をやり直し、通し読みして違和感ないように整えていきます。全文を読み直して、気になるところは手で直しながら、自分の“魂”を入れていくような感覚ですかね。最後に、「はじめに」と「あとがき」を入れて、フリーコンバーターでEPUBファイルに変換してレイアウトを確認。ちょっと改行とか誤変換とか修正して、ここまでで2週間。表紙は仲の良いデザイナーに頼んで、あとは「Kindel Direct Publishing」にアップロードするだけ。審査に3日くらいかかりましたが、公開されたときには感動。2週間でやればできるものだなーとやけに感心しちゃいました。
もちろん私の場合、これまで書きためてきた雑文があったからというアドバンテージがありますが、もしそれがなかったとしても、例えば、思ったことをしゃべって文字起こしして、それをベースに編集しても、それなりのスピード感でできると思うし、その一次情報の作成には、私のようなプロインタビュアーを活用してもらえれば、深堀もできるし、話しながら論点を整理できるような気がします。それこそ、構成案を一緒に考えながら、編集前の「粗原稿」まで作り上げられる。インタビュアー活用+生成AIで、めちゃくちゃタイパ&コスパ高な、自分だけのKindle本が作成できるという話です。
そうして作り上げた書籍がこちら
書名:「ビジネスインタビューのきほん:話を聞いて生成AⅠで書く!これからの時代を生き抜く「聞く技術」」
著者:伊藤秋廣