AI時代だからこそ、UXデザインを深く理解する必要がある!
と思い、日本でおそらく最も網羅的にUXデザインのルールをまとめている「Sociomedia ヒューマンインターフェース ガイドライン」を読み進めて、考えたことを記録して、noteマガジンにまとめている。
今日は24個目のルール。まずは引用から。
24. ビューはオブジェクトを表象する
インターフェースは、オブジェクト(ユーザーの関心の対象)を表象するビューの集まりによって構成される。またひとつのオブジェクトは複数のビューによって異なる表現を持つことができる。
オブジェクトは、一覧、詳細、アイコンなど複数のビュー(ひとまとまりの表示要素)として画面上に提示され、それらの組み合わせでユーザーが知覚するシステムの全体像が作られる。
—https://www.sociomedia.co.jp/9256
UXデザインのルール #23 「オブジェクトベースにする」に続き、これも「オブジェクト指向ユーザーインターフェース(OOUI)」の話。
インスタグラムやGoogleマップを例にとるとわかりやすいと思う。
インスタグラムでは、ユーザーによる一つ一つの投稿が「オブジェクト」になっていて、その「一覧ビュー」は、正方形の画像を三列に並べたもの。
私のInstagramアカウントの「一覧ビュー」
そのうち、どれか一つをクリックすると、その投稿の「詳細ビュー」を見ることができる。
その「詳細ビュー」から、「オブジェクト」に対する「動詞」で表現される操作(「いいね」する、リンクをシェアする、など)が可能。
Googleマップでは、お店や観光名所などのさまざまな場所が「オブジェクト」になっていて、その「一覧ビュー」は地図上に散らばる場所アイコン。
私のGoogleマップ。保存した場所が丸いアイコンとして「一覧ビュー」になっている
そのアイコンをクリックすると、その場所についての「詳細ビュー」が表示される。そして、その場所への行き方を検索するとか、レビューを見るとか、そういった「動詞」で表現される操作ができる。
世界中で中毒者を産んでいるSNSアプリは、全て、この「オブジェクト指向ユーザーインターフェース(OOUI)」でデザインされている。ユーザーの投稿が「オブジェクト」。その一覧画面から始まる。
もし、SNSアプリの最初の画面が
「フォローしているユーザーの投稿を見る」
「おすすめの投稿を見る」
「プロフィール写真を変更する」
というような動詞の一覧になっていたら、使いにくくて、中毒になる前に使うのをやめるだろう。
日本の会社が作る業務用ソフトがどこかしら使いにくいのは、こういう動詞の一覧から始まるソフトになってしまっていて、「オブジェクト指向ユーザーインターフェース(OOUI)」というデザイン思想に基づいて設計されていないからだと思う。